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待て、而して希望せよ!

旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。まさに転換期

『ガンダム Gのレコンギスタ 9』 特装限定版レビュー

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全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかった。

予定よりだいぶ時間がかかってしまいましたが…
『Gレコ』最終巻、ようやく観終わりました。

お話自体は一度TVで観ているのに。
映像が劇的に変わったというわけでもないのに。
なのに、この“新鮮”ともいえる感覚はなんなんでしょうねぇ。
たった2話の収録でも、正直、いま放送されている作品のどれよりも興奮した自分がいる。
本作はお世辞にも“やさしい” “まとまった”作品ではありませんが、
それ故に、あらゆる呪縛から解き放たれた面白さがある。
観る側が考えることを止めない限り、その魅力が無限に拡大していくような。

先日の御大の発言(Gレコは実は∀より後の話だった)には確かに「えぇっ!?」っとなりましたよ。
それこそベルリのようにw アレはさすがに周りが混乱するのも無理はない。

ただ、これで↑の「全ては~」により納得できたというか。
「黒歴史」というワードはあくまでその時点での包含に過ぎない。
常に前を向いている『Gレコ』にはその効力は及ばないんだと。

時が未来に進むと誰が決めたんだ?

この作品が持つ可能性、終わりではなく始まり。
いま再び、実感できたと思いますね。

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『ガンダム Gのレコンギスタ 4~7』 特装限定版レビュー

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「貴様達はレコンギスタをしろォー!!」

始めたからには中途半端では!BDマラソンは実行できない!

とか言いつつ、実際中途半端で放置してましたが(^_^;)
ちゃんと買ってますよ~、『Gレコ』青い円盤。
だんだんファイリングに厚みがでてくるレコンペディア、
微妙にうまく本編を噛み砕いてるGレコ甲子園…
放送が終わったいまでも、観返すたび多くの発見がある。
そして、そういう作品だからこそ、コレクションの価値はあると思っています。
(まぁ個人的には「終わった」という感覚はないけどね。感想記事的にも、今後の展望としても)

とりあえず、直近の7巻の話をすると。
やっぱりなぁ…内容もそうだけど、画面の充実度がハンパないなって。
いきなりの吉田作画(19話)に、スピード&重厚感あふれる圧倒のMS戦。
本当これだけ質量のある映像をTVシリーズで堪能できたのは幸福と言わざるを得ない。
(加えてBDではエフェクトやタイミングなど結構修正されてますからね。
 劇的に「ここが変わった!」とは気づきにくいけど、より“見やすい”映像になっている)

来週発売のデザインワークスも超たのしみですよ。
プラモはジャイオーン以降積みまくってるけど購入は続けてるし、
こうやって少しでも貢献することが「次」につながれば幸いですねぇ。

10本の凡作より、1本の富野。
選択肢だけは多い昨今だが、あえて量より質の精神でススメていきたい。

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ガンダム Gのレコンギスタ 第25話 「死線を越えて」

g-reco 25 (18)

「地球ってさぁ、あったかいね!」

キア隊長、これが本物の土の色ですよ。緑も見える―――

だからそのペンダントは卑怯だと(ry
「戦争が文化を進歩させる」とかなかなか深い言葉を遺してたみたいだけど、
いかんせん捨て身の自作自演が滑稽さを先行させてしまっている。
キア・ムベッキ隊長の印象でした。

ぬわあああああああああああああん 更新遅れたもおおおおおおおおおおおん
物語もいよいよラストだというのに、この停滞っぷりはなんだ。
いろんな作品があるなかでも『Gレコ』は最優先でチェックしているのに不甲斐ないです。
(しかし前回も書いた通り、ここまできたら自分が納得するカタチで仕上げたくもある)

そんなわけで既に関心は最終回の内容に向いてしまってますが、
この25話についていえばとにかく人間の…女の情念の凄まじさが描かれた回でしたね。
もちろんビジュアル的には「大気圏突入=死線を越える」ってことでラスト前にふさわしい緊張感に満ちていましたけど、
引っぱられつつもあくまで主役は人間という、富野御大らしい構図にあふれていた。
この小規模な鍔迫り合いが気づいたら物語全体を包み込む感覚…さすがの演出力と言わざるをえない。

キービュジュにズゴックがいた理由も、これでようやく分かりました。
死線を越えてジャブローへ。そしてガンダムは「大地に立つ」
始まりの終わりは、終わりの始まり?
するとPV等で使われていたあのキャッチフレーズの意味は…?

早く観たいような……でも、ずっと続いてほしいような……
金曜深夜がおそろしい。それがたまらない。

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ガンダム Gのレコンギスタ 第24話 「宇宙のカレイドスコープ」

g-reco 24 (19)

「ユグドラシル。アタシの運勢を占え」

嫉妬渦巻く戦場が、万華鏡の世界を作る。
在庫処理など言うなかれ。これぞ富野ガンダムの真骨頂。
激動のラストバトルが幕を開ける「ガンダム Gのレコンギスタ」第24話の感想。

まずは一言、更新が遅れたことをお詫び(自戒)いたします。
終盤に向けてどんどん感想が遅くなるのは僕の悪い癖ですが、
合間にちょこちょこ書く余裕があるならね、優先して書けばいいってのは正論。
ただ、『Gレコ』に関しては本当何年ぶりかってくらい真面目に楽しく視聴してますから。
観終わった“ライブ感”そのままに書き上げたい一方、ゆっくり時間をかけて書いていきたい気持ちもある。
これってすごく幸せなコトなんじゃないかと思います。

で、本編については…兎にも角にもすげぇすげぇ。
映像的な見所はもちろん、やっぱり演出がね。一度ゾーンに入ってしまうとまったく目を離す隙がない。
その意味で雑誌ニュータイプでの御大の発言はまったく嘘偽りないです。
これマジであと2話で終わるの?って思いつつ、間違いなくラストの雰囲気。
なんだかんだ纏まるわって確信してる(笑)

ユグドラシル(テンダービーム)の発想とかドコから来るんだろ。
樹木だったり、まさしくカレイドスコープだったり…未来的でいて、どこかU.C.の香りもする。

本音いうとさ、僕は「戦争もの」より「冒険もの」を求めてます。
それは否定しませんが……月から金星へ、そして母なる大地へ。
“はじまりの終着駅”はまだほんのちょっと時間がある。

バッテリーは切らずに、楽しみ待ちたいですね。

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ガンダム Gのレコンギスタ 第23話 「ニュータイプの音」

g-reco 23 (42)

「戦争は無駄死にを呼ぶから…僕はG-セルフの義務を果たす!」

この「戦争は無駄死に」って表現いかにも富野節。
73歳のおじいちゃんが声優デビューってマジですか?
事前に教えてくれてよかったよ。知らなかったら最終回の話題それに持ってかれるからね(笑)
黒富野のバッテリーチャージ!ニュータイプの修羅場が見れる「ガンダム Gのレコンギスタ」第23話の感想。

は~、なんだかすっごいボリューム。
“人員整理”という言葉で片付けるにはあまりにも足りない。
戦闘にせよ、それ以外にせよ。濃厚すぎてゲッソリする感覚を味わいました。
もうね、前半から各勢力の緊張感がMAXなんですよ。
あの集団戦の慌ただしい雰囲気(魅せ方)…なんなんだろうなぁ、言葉に出来ないほど上手い。

ただ、それ以上に今回は「終盤」という印象をクッキリ植え付けるる内容でありました。
総監に対するアイーダたちの態度もそう。みんなが前を見て、自分のやるべきことに向かって進んでいる。
前回の感想でも触れたけど、“冒険”を通した少年少女の成長が確かに感じられるんですよね。
すごく気持ちが良い。でもって、ちょっと寂しい。
宇宙のカレイドスコープ。死線を越えて、大地に立つ。

息つく暇はないのに、終わりはすぐそこなんだ。
ながら見なんかもっての外。ここからは、1秒1カットでも見逃せない!

群像劇の中の、ベルリとアイーダ…少年少女たちの物語。
キミの目で確かめろ。

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ガンダム Gのレコンギスタ 第22話 「地球圏再会」

g-reco 22 (8)

「立派なだけじゃ 子どもがたまらないわね」
「プライドにはなるから 良い母さんだよ」


個人的に今回イチバンの名シーン(台詞)はここだと思います。
ひさしぶりに母親に会えた喜びでつい軽口を叩いてしまうベルリ → 3人娘には母親がいないことに気づき、すぐ謝る。
→ それを優しく受け止め、かえって彼を気遣うアイーダ、ノレド、ラライヤ。

すごく“あたたかみ”を感じるシーンでした。
せわしなく動く物語の中で、彼と彼女たちの絆は着実に結ばれているんだな…と。
ちょっとジブリ臭漂う作画も、ある意味このエピソードには適切かもしれない。
匠の人間描写に酔いしれる「ガンダム Gのレコンギスタ」第22話の感想。

…まぁとはいえ、さすがに今回は1回ですべてを理解するのはキビしいです(苦笑
わりと本気で超展開カットと呼んで差し支えないくらい、いろいろスッ飛ばした。超展開・カットじゃなくて、超・展開カット。
法皇人質事件とかトンでもないじゃないですか!それをマスクが解決したって!?
外伝エピソードといえばその通りですが、合間にめっちゃ状況動いてる。

だけど、そういう重い話よりも、あくまで身近な生活を描くのが『Gレコ』なんだよな。
Aパートにおけるゴチャゴチャした日常。
あれこそ本作の魅力であり、既存のガンダムシリーズにとらわれない挑戦ともいえる。

それに物足りなさを感じる人の気持もわかります。
でも僕からしたらやっぱり戦争よりコッチを求めてる。故に「最高!」と歓喜する以外ない。

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『ガンダム Gのレコンギスタ 3』 特装限定版レビュー

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私には“無駄買い”というチョイスはないんだ!

綺麗な瞳さぁーーーん!(開幕絶叫)

謎テンションで恐縮ですが、『Gレコ』3巻買ってまいりました。
発売日は金曜じゃなかったかって?いやぁ月末に出るとてっきり…役立たずのアタシ!遅いでしょ!

予約もしてなかったので、慌ててヨドバシで買ってきました(^_^;)
天才のアナザージャケット付いてきたしいいけどね。
ジャケットのフザけたポーズほんとすこ。ていうか後ろで真似してるミックさんがすき。
(モンテーロくんも今となっては懐かしいばかりで…)

収録話数は第7~9話まで。
ママンがはしゃいだり、姫様が嘘ついちゃったり、マスクがバナナバナナうるさかったり(笑)
よくよく考えると、この時期が一番キビしかったんじゃないかなぁ?(制作的な意味で
マスクとの戦闘がちょいマンネリ化してたり、作画も苦しそうだった。
逆にコレ突き抜けてからはかなり“こなれてきた”印象ありますね。

レコンペディア(解説書)は「カバ」の考察が興味深かった。
可能性としてはやはり“自分への嘲笑”というのが大きいのかな? でも具体的な回答はありません。
巻末トミノロンで、氷川竜介氏が

「疑問をあえて残した。わからないことに遭遇したときの対処も問われるのが『Gレコ』

と語っていますが、自分もその通りだと思います。
想像の余地があるんだよ、この作品には。
与えてくれる情報に快感があり、それを補うことに充実がある。

その割合が高ければ高いほど、自分にとって“飽きがこない”作品になると思います。

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ガンダム Gのレコンギスタ 第21話 「海の重さ」

g-reco 21 (4)

大正義メガファウナ、G-ルシファーを強奪

これは間違いなく海賊の所業ですねぇ…
マニィ松「あわよくばガランデン(マスク)の元に持ち帰るぞ」

4月からMBSアニメイズム枠の放送時間が変わると発表されました。
やった!これで関西民から余計なネタバレを受けなくて済む!と思いつつも、
その頃にはGレコの放送が終わっているという現実。
それじゃ何の意味もないじゃん…と自分勝手な不満を漏らす「ガンダム Gのレコンギスタ」第21話の感想。

放送前の公式大量更新で既にテンションMAXでしたが、観てる最中は(良い意味で)そのコト忘れました。
「次から次へとなんだっていうんだよ!?」 まさにベルリと一緒に叫びたくなる展開なのにスカッとする。
残り5話で着地点が全然見えない(想像付かない)のに、それがかえって楽しみで仕方ないんです。

りゅうせきだね!ながれいしだね!さすがだね!
きっとこうした感覚は数年に一度しか味わえないだろう。
だけどそれが味わえるから僕はまだこの趣味を捨てられないんだろうな。

正直、ルシファーにマニィ(+ノレド)搭乗って想像できました?
へし折ったはずのフラグが当たり前のように再生する…ほんま御大は罪なお人やで。

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