「魔女マリア!そなたいずれの味方なりや!」ここのギヨームの台詞、どうしても語尾が
「~なんや!」にしか聴こえなくて
「なんでいきなり猛虎弁なんや!」とひとり笑い転げておりました。
主よ、お赦しください。贖罪と断罪の
「純潔のマリア」第7話の感想。
ヴェェ…これまた一気に凄惨な展開に。
まぁ基本行ったらアカンで~な戦場に介入するわけだからいずれこうなったろうけど、
それにしたって
Aパートの緊張感はなかなかだった。
勢いありすぎて
ぶっちゃけ作画が追いついてない(^_^;)(いくらなんでも不自然に旗映しすぎだろ、と)
結局なぁ、
物語を動かすのはいつだって人間なんだよな。
そして、この醜さがあるから世の中は面白いのであって…その意味で、ミカエルの指摘は正しい。
後述のガルファたちもそうですが、ラストのおばあちゃんも不安でしょうがないです。
寿命だったら諦めつくものの、これでエゼキエルが薬間違えてたりしたら…
「こんな薬があったら、病気の人だってすぐに治っちゃうのよね」皮肉になってしまうのかなぁ。
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「ズルいよ…ジョセフ。ズルい……」策謀、策略、術策、姦計、下準備……それぞれのキャラの思惑を乗せて、物語は折り返しを迎える。
“職人”たちの仕事が光る。精妙巧緻な
「純潔のマリア」第6話の感想。
いや~、面白いですね。面白い上に、興味深い。
決して派手さのある作品ではないが、
着実に紡がれる物語にジワジワ惹き込まれていく。こういうのが“質アニメ”っていうのかな。あんまり好きな表現ではないけど。
とまれ、最近は「ヤッターマン」と評価が逆転してきてる気もします。
日曜22時台って時間もなんかイイ。ちょっと思索に耽って月曜を迎えるにはピッタリ。
「私にそれがあるとすれば…マリア殿。貴方のそばで、貴方の夢を共に叶えることです」一見すると
大胆な告白。そして
死亡フラグ。
しかしよーく考えてみると、そこに恋愛感情はない。
いや、あることはあるんだけど、その前に
「戦争撲滅」って大義があるんですよね。
(だからこそ、マリアも
「そのために、私に一回目を瞑れって言うの?」と返すわけですし)
こういうの観ちゃうと、完全なるハッピーエンドにならないのではないか。
マリアとジョセフ。お互いにとって苦味のある結末になるのではないか。
原作未読の身としては、このハラハラもまた良い刺激になっていると感じます。
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「ソードブレイカー!?」突然ですが、
『魔女とキリスト教』なる本を購入しました。
学生時代、友人に薦められた一冊です。
今の今までスルーしてたけど、ようやく
活用の場が巡ってきたなって(笑)
なぜ最初にそんなコト書いたのか…ですか?
要するに本作はそうやって理解を深めたいと思うほど面白いというハナシ。
特に今回はいつものマリアと愉快な仲間達が蚊帳の外…
アニメオリジナルキャラが主役の完全オリジナルエピソードらしいのにこの完成度ですよ。
まったく流れに違和感がないよね。むしろ下手に下ネタ使ってない分、イチバン人に薦めやすいかもしれない(笑)
中世の決闘の背景にああいった手続き・思惑が絡んでいるのも勉強になりますが、
なにより
一人の女をめぐって男と男がぶつかり合う。この王道よ。正直、あの女がどちらの立場で物事を見守っていたかはサッパリわからない。でも、どうでもいい。
肝心なのはマリアが言ったとおり。
「嫌なものは嫌。やるって決めたら絶対最後までやる」「意味があろうがなかろうが、これが俺の選んだ人生だッ!!」ちゃんとした名前もねぇ。テメェのような立派な立場ってやつもねぇ。
それでもただ一つ!一つだけテメェに勝っているモノがあるッ!!
あぁ、これこそ谷口悟朗。
我が愛しの『スクライド』を生み出した男の手腕である。
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「それって、無理やり自分の価値観を押し付けてるだけじゃないの?」なかなか耳の痛い台詞ですね…
しかし能登ボイスで言われると「そうかな。そうかもしれないな」と純粋に振り返れる。
今週は1時間あなたの胸に直撃だった
「純潔のマリア」第4話の感想。
何度も言いますが、日曜は本作と『ヤッターマン』がダブルエースです。
その中で、観ていて瞬間的に面白いのはヤッターマンだけど、
手元に残しておきたいのは本作かもしれない。
何故なら、こう見えてけっこう固いテーマを扱ってるから。
死を思えはメメント・モリ、描かれた壁画は『死の舞踏』。
処女だの童貞だので(今のトコ)軽くしてますが、宗教・幸福・魂・救済……根幹はだいぶ重いですよね。
それらは
永遠のテーマといっていいだけに、人を惹きつける。
ならばこそ、
「誰もが納得する答え」のハードルは高いでしょう。
しかし、谷口悟朗という人は決して中途半端な結末は用意しない。
それだけは疑う余地はないし、信じてる。
非常に興味深く観させていただいております。
この“娯楽”からもう一歩踏み込んで考えたくなる衝動は、もしかしたら初めてかもしれない。
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「魔女マリアよ、汝の罪を赦そう」櫻井ニキのこういうキャラって
もう発狂顔芸のイメージしかないんだよなぁ…
かたよった見方、†悔い改めて†
ちな僕はスザクよりレイ兄さんのが圧倒的に好きです。
う~ん、今週も30分が濃密だったな。
爆発的な面白さがあるわけではないけれど、安定して高いパフォーマンスを発揮してくれる。
なんとな~く、
2000年代中期に観てた作品の雰囲気というか。
周りの反応とかいっさい気にせず、「あぁ今週も面白かったな」と眠れたあの頃の感覚。
地味に作画メンツが豪華なのもポイントですが(香川さんの名前プリキュア以外でひさびさ見たよ)、
それ以上に
画面のバランスが本当に良いんですよ。上手く言えないけど。
「処女でなくなれば魔力を失う」とかなんてシンプル…!
というか神々の皆さん、ちょっと状況楽しんでませんか?って感じですが(^_^;)
しかしこの辺の要素抜けば普通に中世ヨーロッパを紐解く作品になっている。
やはり日曜深夜は今期の穴場です。
豚もあだてりゃ木に登る→絞首刑のコンボワロタ
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「こんなに世界は美しいのに なぜ人の心は愚かなのかしら」完全なる乙女(村田修一)、セ界に対す。
ネタをやるには2年遅かったな…結果的に、対して、屈すわけだけど。
それはさておき、
「純潔のマリア」第2話。
冷静に考えるとホモしか残ってない…いやいや、そんなわけはないんだが
ただ、振り返ってみて処女とかそれ以上に
ホモ色の強い回であった。
これ↑の要素抜かせばフツーに『プラネテス』みたくNHKでやれたんじゃない?
あ、でも谷口&倉田=『ガンソード』(童帝)とすればむしろこのテーマが自然か。
神聖などこれっぽっちも伝わらない布陣に乾杯(笑)
井上喜久子(17)に島田敏…それに来週登場する櫻井孝宏とか。
徐々に
谷口悟朗御用達のキャストが集うのは嬉しいです。
長年タッグを組んだ浦上靖夫さん(音響監督)が亡くなった影響はあるでしょうが、
今後、“声”の部分でも楽しませていただいたら…1クールはあっという間に過ぎ去るだろう。
もとより神は路を記すモノ。法治主義ならぬ放置主義である。
とはいえ、
「自分の目にイヤなものが映るのを我慢できない」マリアの主張もまた正しい。
相容れない二人の決着がどのように果たされるか…注目しましょう。
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「処女なんて、犬にでもくれてやるわ!」2番組連続でブロンド少女が主人公とは嬉しい事してくれるじゃないの(ニヤリ
いきなり性癖ひけらかしてゴメンナサイ。
新番組は
第2弾「純潔のマリア」第1話の感想。
注目度としては「ヤッターマン」と対極かなぁって思ってます。
あちらは内容重視ですが、こちらは
ほぼスタッフ目当てですね。
まさか再び地上波で谷口作品が観られるとは…うん、もはや「監督:谷口悟朗」のクレジットだけで顔がほころんでしまう。
そこに加えて、シリーズ構成・脚本は倉田英之。デザインに千羽由利子・中田栄治。美術に池田繁美の鉄板スタッフだし…
これで音楽が中川幸太郎だったら嬉し泣きするレベルなんだけど、まぁライダーがあるしね。
今回の甲田雅人さんの音楽もかなり良さそうなので問題なしです。
リヴァイアス、スクライド、プラネテス、ガンソード、コードギアス…それらの名作と比べると、ちょっとインパクトは落ちそうだけど。
しばらく監督業から離れていた氏が何を見せるのか。
期待と、そして、ちょっぴりの懐かしさをもって観させていただきます。
完全なる乙女?
去年ゲッツーが一番多かった人のことかな?
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