待て、而して希望せよ!

旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。交流明けまで怖くない

僕だけがいない街 第12話(最終話) 「宝物」

bokumachi 12 (2)

「僕だけがいない街。僕だけがいない時間」

それこそが、僕だけの宝物だ―――

せっかく何度か取り上げたのだから、最後までしっかり書こう。
ということでようやく、『僕街』最終話を観ました。

いや、素晴らしかったですね。
サスペンスとしては肩透かしとか案の定終盤が駆け足という意見もわかりますが、
個人的にはよくこれだけの内容を12話に収めたなって思う。
これノイタミナの中でもかなり構成上手じゃない?実力ある人たちがちゃんと仕上げたというか。
原作派にはいろいろ不満はあるのだろうけど、
「知らない」ことで、かえってアニメはアニメと独立した目線で楽しめた気がする。

哀愁に満ちた作品タイトルは、実は希望に満ち溢れた言葉だった。
「僕は踏み込んで生きていきたい」って台詞も凄くイイ。
なんかこう鳥肌が立つというよりはジンワリ心に沁みていくような…素直に「観てよかった」と思える作品だった。
何度も観て楽しめる作風ではないかもしれないが、だからこそ、この感覚は一度きりしか味わえない。

2016年のアニメを振り返った時、間違いなく“候補”にあがってくるでしょう。
スタッフの皆さま、お疲れさまでした。これで原作にも踏み込んでいけます(笑)

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僕だけがいない街 第10話 「歓喜」

bokumachi 10 (1)

「善行も悪行も本質は同じ」

人がみずからの欠陥を補うための行いに過ぎない――

それ例の賭博問題にも当て嵌めていい?
というわけで、ハッピーエンドの流れを打ち砕く黒幕の登場だ!
うん、こう連続で振り返るとホント落差激しいですね^^;
そのわりに「満を持して」って表現も似合いそうなのは…多分みんな知ってたから。
男の名、八代学。コイツが悪い連続殺人犯でございます。

「ここまで追いつめられるなんて、正直シビれたよ」

子ども相手でも油断はしない。
むしろ対等の存在(敵)と認識しているからこその代償行為。それゆえのサブタイ(歓喜)。
なんとなく吉良吉影っぽいと思ったら案の定言われてたw
ここらへんはやっぱ元アシだった影響ですかね~

こうなると前回の涙も演技でなく本気で感動してそう。
自分の欲望(感情)に素直というか…これこそ“真性”あるいは“サイコパス”と呼ばれる種族。

淡々と落ち着いた宮本さんの演技も狂気に一役買ってた。
こりゃあ体は子ども頭脳は大人(29歳)の悟くんでは勝てませんわ。
本人が悔やんだとおり、“父親の影”すら抱いていたんだからね…

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僕だけがいない街 第9話 「終幕」

bokumachi 09 (1)

「ありがとう。わたしをここから連れ出してくれて」

下書き放置してたので先週分から書くことにする。
(野球はなんかもうアレすぎるしね…)

物語の起点となる「雛月加代救出」にピリオドが打たれるこのお話。
元々「ミステリ」より「虐げられし少女の救済」に注目していた自分としては、
これが最終回でもまったく構わない内容ではあった。

「縋って泣く母親を持たない加代は、そんな母をもう見てはいなかった」

(一応伏線もあったが)唐突に出てくる祖母。典型的な泣き落とし。
しかしそれが“本質”でないことは、↑の台詞が証明している。
彼女にとって、「遠くへ行く」この瞬間こそが始まりなのです。
別れは寂しいけれど、悟の言うとおり、加代の向かう未来が明るい場所であることを願う。

この大事な回に監督みずからコンテ・演出は分かりますが、
(作監&二原多数とはいえ)作画担当ひとりってのも驚きですね。
画面設計っていわゆるレイアウトと同義でしょうか?

回りこむようなカメラワークといい、細かい芝居で魅せるのも本作の特徴かな。

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僕だけがいない街 第8話 「螺旋」

bokumachi 08 (1)

あったかいごはんは卑怯だろ…(涙)

“ほほをつたう”というか、あふれるというか…

なんか自分が構えていた以上に泣けてしまった。
演出はもちろん、悠木碧の素晴らしい演技力も大きい。
でも、加代に感情移入したのではなくて(そもそも出来るわけない

「朝食にあったかいごはんが出てくる」

そのありがたみに涙したんだ。
自分がいかに恵まれていたか。「当たり前」という幸せを享受してきたか。
悟も。視聴者も。それを自覚することで、より、加代(佐知子)に踏み込んでいけると思う。


全体としてはあんまり話進んでないので心配だけど。
やっぱこのアニメは過去編のが面白いです。
というかサントラまじ欲しい。『らっきょ』みたく後々単巻で売ってくれないだろうか。

映画館での実写版予告(ネタバレ祭り)絶許。

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僕だけがいない街 第5話 「逃走」

bokumachi 05 (2)

悲劇は続くよどこまでも

夕方くらいに気付きましたが、きょうはワンフェスだったみたいですね(後の祭り

そうはいっても一度も参加したことないから後悔もナニも無いのだけど。
でも、画像見るのは好きなんだよな。機会があったらいつか参加してみたいです。

それはさておき、『僕街』第5話の感想。
舞台が“現代”に戻ったということで、物語的には加速を予感させます。
実際、何が変わって、何が変わらなかったのか。
謎と進展を示しつつも、新たな犠牲が生まれてしまいましたし。

ただ、個人的には過去編のあの雰囲気が好きだからなぁ。
もう一回“リバイバル”が起きてやり直す展開でも悪くないと思いますね。
(1クールなのであまりゆっくりやるヒマはないかもですが)

店長の部屋に『最後の晩餐』→華麗なる裏切り の流れは見事。
というかその後の愛梨パンチすげぇ!w グーで殴った!!この娘!


なお、一番秀逸だったのはCMだった模様。
「覚悟を決めろ!逃げるんだ!」→「俺は!逃げない!」って…絶対狙っただろwww

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僕だけがいない街 第3&4話 感想

bokumachi 03-04 (1)

また…守れなかった……

今期アニメここまで感想。
予想通り、激ハマりする作品はないが、さりとて「ツマンネ」と切り捨てる作品ばかりでもない。
あくまで自分のチェックしている範囲だが。
時間の許す範囲で観てみれば、「オモロイやん」と感じるモノはある。

そのなかで、「次が気になる」と煽ってくれるのがこの『僕街』でしょうか。
原作派の意見は知らん。ネタバレ食らってもDon`t worry.
単純にひとつのアニメ作品として丁寧につくられていると思う。

特に3話の鹿間回(コンテ・演出・作監)は素晴らしかったですね。
序盤のスケートシーンに始まり、ラストの“クリスマスツリー”まで。
なんというか視覚的に気持ちよかった。表情・タイミングすべてが。
お話的にはまったく気持ちよくないのに(苦笑

4話のラストも、「まぁ、こうなっちゃうよな…」と予感しつつもやるせないです。
そう、このアニメって基本そんなに謎解きが難しくはないんだ。
だけどフツーに面白いのは王道を王道と仕上げる能力。スタッフの力量に尽きるでしょう。

“お約束”をハズす前にエンタメをちゃんとやれ。
ナニとは言わんが、「地味」を「丁寧」と勘違いしてる作品の横っ面を引っぱたきたい。

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僕だけがいない街 第2話 「掌」

bokumachi 02 (1)

「俺は 未来を変えたい」

小さな手でも 離れても 僕らは この道 行くんだ

今さらですが、タイムリープ物ってズルいなぁって思いますよ。
だってよほど破綻しない限り、絶対おもしろいからね。
それがオリジナルであれば、まさに「0が過去で1が未来。今はドコにもない」
本作は原作ありですが、何も知らない僕は余計な先入観に悩まされず楽しめます。

というかアレだな。
過去編に入ってもテンポが良いのって、(尺がキツキツなのもあるだろうけど)主人公が大人だからかな。
これがティーンエイジャーだと精神的に未熟な部分を露呈しがちですが、
悟の場合は自分の特殊(リバイバル)を理解してるし、行動が早い。
これを見越して29歳という設定を立てたのなら素晴らしいなと。

シネスコ演出に寒々しく陰鬱な色彩は、この後おこる“事件”を嫌でも予感させる。
そして、なにより梶浦由記の音楽ですね。
もうあの旋律+雪って時点で某作品が強く思い出されるけど(笑)、
そのおかげで非常にミステリアスな雰囲気を醸し出している。

「これスタッフに足フェチいるだろ」な作画(アングル)もいいゾ~

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僕だけがいない街 第1話 「走馬灯」

bokumachi 01 (1)

THE・ノイタミナって感じでイイネ・

たいがい序盤(1話)だけ気合入って萎むパティーン多いけど^^;

うん、でも面白かったですよ。
少なくとも近年のノイタミナでは一番「次が観たい」と思いましたし。
タイムリープ物というネタ自体はありきたりですが、
そのジャンルの中で視聴者を惹き込む“お手本“のような出来でした。

というかこれ小説でなくて漫画原作なんですね。
もっと言うと三部けいって『カミヤドリ』の人か!
まだ少年エース買ってた時ちょくちょく読んでたなぁ。
荒木飛呂彦のアシスタントだったのも驚きだけど、アニメ化・実写化するほど売れっ子になるとは…
(そのわりにアニメのキャラデザはあまり原作度ありませんが)

調べてみたら1クールで原作全部やるみたいよ?
あれ?とすると原作もそろそろ終わるのか。

あんまネタバレとか気にしない性質ですし、興味が続けば購入してみますかねぇ。

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