fc2ブログ

待て、而して希望せよ!

旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。まさに転換期

惜別求人 ~松本哲也:「育成の巨人」の象徴~

◆巨人・松本、現役最後の雄姿を披露「いい人たちに恵まれた」

matsumoto tetsuya (2)

育成の星…キミこそ真なる“巨星”だった

名選手が現役を退くたび、「時代の終わり」というフレーズが使われます。

ただ、それがチーム方針に及ぶ…
ある意味で強さとは別に影響するのは稀有なコトではないか。
松本哲也はまさにその象徴。巨人はもちろん、
育成野手の数少ない成功例として名を轟かせた選手だったと思います。

うん、本当にね…相川の記事で「直近でイチバン心を揺さぶられた」とは書いたけど、
思い入れやショックという点で考えれば間違いなくこの人だよ。
夜中に早売り見ちゃった時はなかなか寝つけなかったし、
翌朝にニュースを読み込んでからは正直、電車内で涙ぐんだ。

2000年代後半の3連覇。そこから次なる3連覇の“繋ぎ”を含めて。
まっつんの存在は、ジャイアンツに大きな変革と可能性・強さをもたらしてくれた。

「それはほんとうに。夢のような、日々でした」

大艦巨砲主義にあって、こんな野球ができるようになったのだと。
贔屓チームを見る目を変えてくれた…もっとプロ野球が楽しくなった。

繰り返し、「時代の象徴」という表現が相応しいです。
だからこそ、現状の危機と行く末を、否応にも突き付けられます。

続きを読む
スポンサーサイト



テーマ:読売ジャイアンツ - ジャンル:スポーツ

惜別求人 ~片岡治大:傷だらけのスピードスター~

◆【巨人】片岡が現役引退を決意「悔しいけど諦めるよ」

20171001 (7)

34歳…早く、静かすぎる引き際

タイトルを考えていて思い出したけど、
最近そんな名前のコラムが載った雑誌を立ち読みすらしなくなった<挨拶

「春は出会いと別れの季節」なんて言いますが、
こと、プロ野球界にとっては秋~冬シーズンがそれに該当するかもしれません。
特に後者にとっては。嫌な言い方かもしれないけど、
試合のないファンにとってはこうした“人事”が興味対象となる。

先の記事で相川が盛大に見送られたのに対し、
片岡治大はそのプレースタイルとは反転、静かにユニフォームを脱ぎます。
逆に言えば、静かにユニフォームを脱がなければいけない状況が、
彼に早すぎる決断を強いたといっても過言ではありません。

「悔しいけど、諦めるよ」

これほどシンプルで、無念さが伝わる台詞ってあろうか。
医学の発展により、アスリートの寿命は確実に延びたと聞く。

それでも、全ての人間が対象となるわけではないんだなと。

続きを読む

テーマ:読売ジャイアンツ - ジャンル:スポーツ

【10/3】来季へツナグ【ヤクルト戦】

◆山本、プロ入り初本塁打が決勝の満塁弾!若手の活躍で最終戦を勝利で飾る

20171003 (5)

最後に残った道しるべ(希望)

先発中川3回1失点!吉川3安打1盗塁1犠打!桜井5安打2四球!
岡本1安打!重信2安打!宇佐見2安打1本塁打!山本プロ入り初アーチ決勝グランドスラム!


…最後に、最後にようやく新鮮かつ楽しい試合を観ることができた。

これをBクラスの恩恵と呼びたくはないですが、
「どうせBならもっと早く決まればよかったのに…」
思わず、そう愚痴りたくなる展開ではありました(苦笑

なんだろな。別段俊足が並んでいるわけでもないのに併殺を恐れなくていい安心感w
というか、そもそも出塁それ自体が嬉しい
記録達成がかかったマギーはともかく(新記録おめでとう!)、
台湾の長野と日本の陽の併用とかいらんやろ。いろいろ始末に悪いんじゃ。

「終わりよければ…」なんて言うつもりはさらさらなく、
極端な話、来季はコレをデフォに組むくらいでいかなきゃダメなんだけど。
それでも、最後に少し未来への展望が拓けたのは良しとする。

その予感を、確信に変えてくれると信じていきたいです。

続きを読む

テーマ:読売ジャイアンツ - ジャンル:スポーツ