
三八発目の『起源弾』が、また一人、新たな犠牲者の命脈を絶つ。
心技の限りを尽くした魔術を、見事に駆ってのけたこの瞬間――ロード・エルメロイの命運は尽きたのだった。
“魔術のプロ”VS“魔術師殺しのプロ”の戦い、ここに決着!?「Fate/Zero」第8話の感想。
ケイネス先生の凋落ぶりがちょっと可哀想になってくるんだよなぁ(苦笑
『起源弾』の説明どうするか気になってたけど・・・・ああいう形でくるとは意外でした。
※原作既読のため基本的にネタバレあり。なので閲覧は自己責任で。

「・・・覚悟はいいな。外道」
やったー、セイバーさん渾身のドヤ顔炸裂だー(棒)
というわけで、前回に続き「アインツベルンの森」を舞台にした戦いもクライマックス。
スタッフ陣も主力投入、お話的にも映像的にも見所満載な内容となっておりますが・・・・
う~ん、各戦い比較してみて最初に思うのはやっぱり言峰の身体スペックは明らかにサーヴァント級だなぁって(笑)
これ観ちゃうと(衰えたとはいえ)彼に殴り合いで勝った士郎がいかにチートだったかよくわかります。
と、思わず「八極拳やべぇよ・・・やべぇよ・・・」感あふれる冒頭シーンでしたが、全体的にみるとちょっと残念な出来ではあったかなぁ。
“針金の鷹”の演出が案外ショボかったのはまぁ良いとして、綺礼拘束したあとの妙にツッコミ甲斐のある間がね・・・・
原作と違い、舞弥が意外に元気な様子だったので正直「はやく撃てよ」と思ってしまった(オマケに懐に銃持ってたし
こういう変なところで詰めの甘さを強調する演出は「戦争」を謳ってる作品においてはハッキリ言っていただけない。
そういう意味ではキャスター戦もちょっと訝しむ場面がなかったわけではないけど、
ただコチラは映像的にも勢いがありましたし、個人的にはそんな問題はないかな。
むしろツッコミが入るとしたらその後みずからマスターを危険に晒すセイバーさんの態度ですよね(苦笑
ちょっとここに関してはランサーにしてもセイバーにしても「騎士道精神」という言葉を利用して聖杯戦争の意味を履き違えてると思いますよ。
まぁその可笑しさについては原作でも切嗣が苦言を呈すシーンがありますし(アニメではカットされましたが)、
狙ってやったってのは分かるんですが、しかし、いくら気に入らないといえ、
そもそもsnセイバーなら間違ってもみずからマスターを売るような真似をするだろうか?
ここに少し「虚淵セイバー」と「きのこセイバー」の捉え方の違いをみたような気がするんですよね。
最後の“鞘”の効力みると、なんだかんだ「最良のサーヴァント」だなとは思うのですが・・・・
いかんせんスペックほど目立った活躍をできてないのが「Fate/Zero」におけるセイバーのポジションなのです。
なんか今更になって批判ばかりされる流れになってるのがかなC

ケイネス先生(の魔術師人生)終了のお知らせ
今回の(個人的)ハイライト
ようやく僕らの切嗣さんが主役(?)らしく敵を圧倒する場面が到来。
なかでも『起源弾』の解説役にナタリアを起用したのは素晴らしい演出だと思います。
完全に意表突かれたけど・・・・なるほど、確かによく考えてみればこれ以上の適役もないですね。
というかナタリアさん、タバコ吸ってたせいかなんか橙子さんにみえる(笑)
これで中の人が本田さんだったら完ペキに・・・・でしたが、いやいや渡辺あけのんでも十分ハマってると思いますよ。
元々レイプ目な切嗣のガチなレイプ目が見られたのは結構レアかもしれない(全然嬉しくないが
え?血反吐はきまくったケイネス先生についてだって?
・・・・えー、まぁ今後の扱いとか考えるとここで死んどいた方がある意味幸せだったかなぁと(シンミリ
こんな悲惨な表情みせた人に対し、さらなる絶望を与えようとする虚淵玄は鬼鬼アンド鬼。
余談ですが先日「スクライド」を劇場で観たせいかケイネス=君島の関係にワロタ
さらに言うなら劉鳳=ランサーだ、コイツはスゲェぜ!(笑)

なるほど、ちゃんと赤いのか――
どうしよう・・・引かれるの覚悟で言うなら正直興奮した(ぉ
おかしいなぁ・・・リョナ属性とかあんまりないつもりだったんだけどなぁ・・・
ただまぁ、こういう生々しい場面を正面から描くのは必要だと思いますけどね。やっぱり“殺し合い”をしているわけですし。
そういう意味では内心「切嗣って俺と同じぼっちじゃないのかよ。リア充とか認めねぇ」的な八つ当たりだったにせよ、
女相手に容赦のないさまはまさに代行者の鑑といえるでしょう(ぇー
joujinakata123 中田譲治 容赦なさ過ぎだぞ、切嗣f^_^;
ヒエ~ッwwwwwwww

綺礼のシャカシャカ走りwww
キレイだけに綺麗なフォームですね!ってやかましいわw
まぁ走りのプロであるマラソン選手のああいう動きですしね。
一番効率の良い走り方を実践する生真面目な彼の性格を反映した“らしい”演出といえますが・・・いや、でもやっぱギャグだなーこれw
「かごめかごめ」から始まり、ちょっとufoさん遊んだ演出多すぎんよ~
なおこの神父、10年後には“ある幼女”を抱きかかえ再びこの森を疾走することになるのだが・・・それはまた別のお話。
そんなわけで、若干描写不足な点は少なくなかったものの、総合的には期待通り「観たかったものが観れた」出来だったと思います。
これだけ三つ巴の戦いを繰り広げといて誰も死んでないってのがちょっと物足りなく思えるかもしれませんが、
まぁそのぶん後半は怒涛の勢いで退場者が出ますからねー。そういった意味では1stシーズンは結構おとなしめに映るかも。
わざわざ「絵コンテクリーンナップ」という役職を置いたり、まさにufo実力派スタッフが名を連ねる今回のお話でしたが、
しかし私的にはこのスタッフならもっと凄い見せ方・画づくりができてもいいはず。
高望みであることは分かっていますが次回は小船井さんが作監ということでさらに期待したいところです。
そろそろ竹内哲也こないかなー(熱烈願望)
予告でソラウさんが惜しみなく腹黒さの片鱗をみせてて辛いです・・・・
――何とも皮肉な話である。敵のサーヴァントとは愚にもつかない信頼関係を結ぶ一方で、自身のマスターとは溝を深めていくばかりの英霊。
いかに最強を誇るとはいえ、これほど扱いに困る駒があるだろうか?
――やはり自分のサーヴァントはもっと慎重に選ぶべきだった――今更のように痛感しながら、切嗣は溜息とともに紫煙を吐き出した。

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