
「届け、“みんなの”組曲!スイートプリキュア!」
夢に向かって響かせよう!私たちの鼓動のファンファーレ!
まるでカーテンコールのような雰囲気に言いようのない満足感に包まれた「スイートプリキュア♪」最終話の感想。
1年間、本当にありがとう。え?もう次のプリキュア始まってる?
・・・・そんなことは分かってるんだよ!(泣)
でも、もう少し・・・・もう少しだけ「スイプリ」にしがみついていたいんだ・・・・
~はじめに~
まずはここまで更新が遅れたことを深くお詫びいたします。
最後の最後でこの体たらく・・・・ホントに自分自身「なにやってだ」という想いが拭えないわけですが
しかし、正直に告白すれば今回のケース「書きたいと思ってもなかなか筆が進まなかった」のです。
もう何か満足感が胸を締めたせいか逆にあらためて文章に起こす気がおきなかったというか。
ハトプリの時も寂しさはありましたが、こんな気持ちにはならなかったのだが・・・・
・・・・ハイ、ごめんなさい言い訳言い訳アンド言い訳です!
それでは大分遅くなってしまいましたが(僕なりに)最終回、振り返っていきましょう。
ちなみにコレ書き上げた時点ではまだ「スマプリ」は1秒も見てません。
まぁあとで絶対に見るけどね!せめてもの自分への罰さ。

ハミィさんが夢の世界の住人に・・・・・
ノイズを倒しハッピーエンドまっしぐらかと思えば、ハミィが目を覚まさないというまさかの重い展開。
先生助けてっ!、ハミィが息をしてないのっっ!!
しかし、どんな状況、たとえそれが夢の中であろうと、みんなの想い(歌)は絶対に届く。
そう確信している響たちはハミィに優しく語りかける。「早く起きておいで…」
Aパートを丸々ハミィ復活にあてたのに少し驚きましたが、話運び自体はすごく丁寧な感じがしましたね。
ハミィの頭の中って冗談抜きでお花畑だったんだな・・・・というのはさておき、
「もうすぐ幸福のメロディが…」がようやく現実になったのはいろいろな意味で感慨深いというか。よかった詐欺じゃなかったww
回想シーンを織り交ぜた構成も子ども目線でみればやや分かりづらいかもしれませんが、工夫があって良かったですね。
高橋さん作監の割にはこの最終回、作画的にはあまり見所はありませんでしたが
エレンの弾き語りシーンだけはなんかやけに力が入っていたと思いますw
ただ、あえてツッコミをするとすれば、あのカップケーキ。
冷蔵庫にも入れずにその辺に残っていたそうですが・・・・衛生的に問題ないのだろうか(苦笑
あとトリオが石像で落ちてきたとこちょっとワロタ
「さぁ行こう、みんなの幸せを取り戻しに!」
役者も揃い、いよいよ“幸福のメロディ”お披露目の瞬間が!

なんだこの美声!?(お約束)
どうにもハミィの声のギャップは最後まで慣れることができなかったなぁ・・・・w
とはいえ、実に晴れやかな表情でハミィを見つけるエレン(セイレーン)や不安そうなアコの手を引く奏(姉)など、
短くも今までの積み重ねが活きているシーンはシリーズ通して観てきた視聴者にはいろいろ感慨深いモノがありますね。
奏「なんてキレイなメロディ・・・(恍惚)」
なんか意味深なんだよなぁ・・・・

和音(と聖歌先輩)に出番がある・・・だと・・・・?
おまけに台詞まで用意されている・・・・嬉しい!嬉しい!
彼女らに限らず、響たちの両親にもしっかり見せ場があったのは嬉しかったですね。
これもひとえに最終話をすべて後日談にあてたがゆえの恩恵、でしょうか。
トリオが前の良い意味で間の抜けた感じに戻ってるのも良かったです。期待通り「やかましいわッ!」も聴けましたしw
てかバスドラさん、「あれー!俺たち生きてるー!?」ってことはやはり死ぬつもりだったということか・・・漢や・・・!
“幸福のメロディ”の力は、石になった人々を元に戻した。
メイジャーランド…人間界…世界はすべて幸せに包まれ、これぞ正真正銘のハッピーエンド。
しかし、そんななか響たちは“ある者”の帰りを静かに待ち続ける・・・・
果たして、その者の正体とは・・・・?

ファッ?!(白ッ
うわああああああピーちゃんだああああああああああああ
ってなわけで、帰ってきたのは予想通りピーちゃんことノイズでした。
まぁ前回(48話)がああいった結末でしたしね。
作品コンセプト的にも彼の救済は当然あって然るべし…だけど音吉さんが動揺するのも分からなくはないw
しっかし漂白カラーはまだ良いとしてなぜ刺々しいデザインはそのままだったのか。
これじゃお世辞にもイマイチ可愛いとは呼べな(ryアコ「よく見れば可愛いよッ!」
お、おう

幸せの世界になっても、悲しみや苦しみがすべて消えるわけではない
――私たちは、ピーちゃんを受け入れた上で前に進みたいの。
――悲しみを見ないフリをするのが幸せとはいえないもの。
ありのままを受け入れる・・・・実にこの作品らしい、かつ、説得力のある展開だったと思います。
正直に言えばスイプリは途中まで「いい音楽と悪い音楽は決まっている」みたいな図式があって
それがちょっと個人的には納得できない部分があったりもしたのですが、
ここで「マイナス部分も肯定して前に進んでいく」という趣旨をしっかりと感じ取れたのはとても納得がいきましたね。
キャラクターの成長という点は勿論、例の震災という過酷な出来事に遭った現代人にとっても
あらためてメッセージ性のある展開に仕上がっていたのではないでしょうか。
音吉さん「・・・・・ズレとるのはワシの方じゃったか///」

「これでみんな一緒に夢に向かって進めるね!」
――私たちはまだまだ変われる!新しい明日に向かって、変身するのよ!
そして描かれる4人の“未来”――
結局アコとエレンは人間界に残るのかー
まぁその辺の悶着は映画でちらっとやりましたし、仮に別離エンドだったとしてもそれはそれで
「フレプリ」のせっちゃんと被りますからねー(アレ当時は結構ヘコんだな・・・・
でもあの映像だとエレンがストリートミュージシャンとして生計を立ててるようにしかみえな(ry
そういや結局、猫に戻るかどうかは完全にスルーだったな・・・・
なお、最後の唐突な変身シーンについては色々意見が分かれるかと思いますが(笑)
ただアレを「心に来る演出」と捉えるか「単なる手抜き」と捉えるかで、
その人がどれだけ本作にのめり込んでいたかある程度わかる・・・・気がするんですよね。
たしかに「なんで変身する必要あるんですか(正論)」とは自分も思ちゃったりしましたよw
だけどその直前の響の台詞にもある通り、夢に向かって変わっていくこと=プリキュア変身と掛けているとしたら・・・
こんなに素晴らしい演出もないじゃないですか。
いや、もっと言えばこれこそTVの前のどんな子どもにも等しく与えられている、プリキュア以上の“変身”なのかもしれません。
そういった意味でも、僕は前者としての解釈を強く推したいと思います。
最後のキメ台詞が「4人」ではなく「みんな」だったのも良かったですね。
・・・というわけで、随分と遅くなりましたがこれにて「スイートプリキュア♪」も完結です。
総合的に見ると難点も多かったですが、しかし終わってみれば非常に素晴らしい最終回だったと思いますね。
というか単純に最終回の内容だけみればなかなかの傑作ではないだろうか?
僕はハトプリ大好きですが昨年の最終回のお父さん爆死スルーについては流石においおい…と思ったので、
コチラの方が子ども向けアニメとしては正しい結末ではないかな、と感じております。
まさか「絶対に許さない!」と言いつつ許しを全面に押し出す作品だったとは・・・・これは完全にやられた!w
まぁでも欲を言えば、やはり序盤の喧嘩ばかりの展開の芸の無さは良くなかったですかねー。
アレに関しましては「震災の影響が~」とか全然関係ないですし。
話数が減ったり、当初の予定からだいぶシナリオが変わったのは大変だったと思いますが
だからといってシナリオ展開の都合ならキャラクターの性格や設定までも無視するといった部分が
見受けられたのは個人的には首を捻らざるを得ません。
特定のキャラの絡みとか、日常描写が全体的に物足りなかったのもソレに拍車をかけているような気もします。
ただ、プリキュアのデザインとキャラクター設定自体は過去最高レベルに匹敵するといっても間違いない。これだけは断言できます!
最後にダメ出しをしてしまいましたが、1年間本当に楽しい作品でした。
何気に一つの作品を48話も書いたのって初めてですよ。
そこまで続けることができたのはやっぱ作品にそれだけの魅力があったからだと思います。
スタッフの皆さま、おつかれさまでした!そして、ありがとう

エンドカードがキャラデザ描き下ろしってイイですね。
次に彼女たちと会えるのはNSDXですか・・・・アレ?そんな遠くねぇ!w
さぁ、頭は切り替えた。「スマイルプリキュア」ウェルカムウェルカム~♪

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テーマ:スイートプリキュア♪ - ジャンル:アニメ・コミック