
“死者は、誰――?”
三年三組というクラスは、死に近いところにある―――
<呪われた三年三組>、その“現象”が少しづつ明らかになる「Another」第5話の感想。
“見崎鳴”はここにいるッ!ここにいるぞぉッ!
なんだかんだで、ちょっと(かなり?)遅くなってしまった・・・
※原作既読ですが過度なネタバレはなるべくしない方向でいきます。ですが一応、閲覧は自己責任で

「――どう?“いないもの”になった感想は?」
最近ようやく本作を視聴した友人が開口一番こう言いました。
「面白いけどコレ、あんま絵がつくことを前提としてない感じだね」
・・・鋭いッ!綾辻作品といえば映像化それ自体がタブーな面が多いですからね。
「Another」は比較的その度合いが軽い方ですが、氏の特性を早くもツいてきている・・・いや、流石です。
などと下らない私事はさておき、今週も元気に(?)感想いってみましょう。
今回の見所はやはり<呪われた三年三組>についてと「見崎鳴は“いる”」 この二つに深く触れてきたことでしょうか。
原作を知らない人も、これでようやく原作の謳う「ミステリ&ホラー」がどういうものか察しがついたのではないですかね(あとタイトルの意味
簡単に言ってしまえば、この作品は最初から超常現象ありきのホラー物として捉えるのが正解だった、と。
そしてミステリ要素ってのは「いかにして“死者”を見つけ出し、呪いを断ち切るか」そこにあるわけです。
そんなわけで仲間も増えましたし、ここからはいよいよ「名探偵メイちゃん」の時間だぞっ!
って言ってもまぁあまり間違ってはいないと思いますが(笑) いやぁ、それにしても今週の鳴はとても可愛かったですね。
「きょうは特別に認めます」のインパクトも強大でしたが、ポイントは恒一が“いないもの”にされたと分かってからの態度。
アレ絶対内心仲間ができて喜んでますよねw もうその証拠にいつになく饒舌に喋りまくってましたし。
こういう外見にハッキリ表れない“萌え”を見せてくれるのも見崎鳴というキャラクターの魅力的なところではないでしょうか。
そう、だからこんな子と同じ時間を共有できるようになったんだから恒一にはいささかの同情もしないぜ(ぇ
だいたいこの少年は鳴に対しては物凄く執着するのに、その他の人間に対しての反応がちょっとドライなんですよw
まぁそこが主人公たる所以というか、他のクラスメイトとは違うわけなんですけど、
原作のようにモノローグがなかったり、水野さんの死に涙する場面がカットされてるので余計にそう感じてしまいますね。
そんでもって空気読まず無駄に積極的な態度みせるわけだから、そら赤沢さんも苦肉の策に訴えるしかないよ。
いやまぁ赤沢さんも(見た目)キレ者っぽいんだからもう少し有能な行動をとってもいいんんじゃないかと思いますけどw
とはいえ、この学校は教師からしてあんなんだからしゃーないか。
そういえばOPは予想通り水野さんOUT→久保寺INに変わりましたね。なんだ、これじゃどのみちまた(ry

高林くん、逝きましたー
当然の如く出てしまった今週の死亡者枠。
「やっぱりフェアじゃないね」→「ウッ…!」の流れが予想通りすぎて逆に驚きがなかったという。 え、これデスノートかなにか?
いや、ちゃんと観れば原作以上に恐怖感が増して良い感じでしたよ。
ただ、原作の
望月「高林くん、心臓発作で死んじゃったんだって」
恒一「そう(わりと無関心」
的なやり取りと比べれば格段に出世してるのでむしろ扱いとしてはオイシイな、なんて思ったり。
「ただ物語を動かすだめのパーツ」としての要素が高かったクラスメイトに個性を与えているという点で、アニメ版の功績は大きい。
個人的には死亡シーンよりも恒一が「なんだかなぁ…」ってボヤくシーンがちょっと気に入ってますね。
やはり都会で育ってきた身としてはいくら超常現象が起こってるといってもすぐには実感できないでしょうし、
「都合の良いこと言ってるけど、とどのつまり学校ぐるみのイジメじゃないか」と、そんな気持ちが垣間見えるようで。
真相究明に向けて、ようやく話も入口に差し掛かったというところでしょうか。
予告では恒一と鳴がなんだかイチャイチャしてましてそれはそれで楽しみではありますが、
しかし予定通りにいけば次回ラストで再び凄惨な事件が起きるでしょうからね。
僕としてはそっちが気になってしまって、あまり気楽には観られません(笑)
アレ、完全再現はいろいろ無理だろうけどある意味3話以上にインパクトあるだろうからなー
怖い…けれど、非常に楽しみですね(ニッコリ
それにしても水着回がまさか本編中にあるとは・・・・ど、どのタイミングでやるか全然予想つかない(・∀・;)
あと公式6話のあらすじワロタ

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