
「たまには、つながってもいいんじゃないかな」
唐突なサービス回は深夜アニメの常套句。
とはいえ、そこは流石はホラーアニメ。予想通り、楽しいだけの展開には成り得ない「Another」第8話の感想。
中尾の馬鹿が・・・・脇役の癖に無茶するから・・・・(涙)
つーか夜見山以外でもフツーに“現象”起きちゃってますね。
これもうますます(展開)わかんねぇな。
※原作既読ですが過度なネタバレはなるべくしない方向でいきます。ですが一応、閲覧は自己責任で

「私は許さない、この理不尽な現象を。だから私が止めるの」
さて、相も変わらず遅い更新ではありますが
いよいよ完全なるアニメオリジナル展開である噂の水着回がやってきました。
個人的には期待度より不安の方が大きかったってのが正直な気持ちでしたが・・・・うん、まぁ思ったより良い出来だったんじゃないかな。
作風に合ってないといえば合ってないんだけど、そんな逸脱した雰囲気ではなかったといいますか。
そもそもホラーとお色気ってわりとセットの傾向にあるからね。
そういう意味じゃ今回も“お約束”のツボを上手く突いてきたといえる(なお犠牲になったのは野郎の模様
前回の勢いそのままにアカザーさんの猛プッシュが続きますが、
はたして彼女は本気で恒一を狙いにきてるのか、それともあくまで災厄を止めようとする責任感ゆえの行動なのか。
ここがやっぱりね、原作を読んでいててもイマイチ読みづらい部分ではあります。
僕としてはアカザーさん自体は特に恒一に恋愛感情は抱いてはいないと思うのですが・・・・
というか杉浦はともかくちょっと胸盛りすぎじゃないですか?あ、あれですかいわゆる“着痩せするタイプ”ってやつですか。
逆に、鳴については色々と“期待通り”でしたね(笑)
露出度が上がってあらためて感じましたが、なぜアニメの彼女は肌がこんな病的なまでに白いのだろうか。
その後のほんのり赤面もいいけど、タコに噛まれた際のか細い「とって…」が今回最大の萌えポイントですね。
あと恒一は都会っ子のわりには意外と野生児っぽい一面に溢れてるんだよなぁ。ホントよくわからんヤツですw
ただ、真面目に物語を追っていくという意味では今回は今後の伏線を出しまくりの話ではあったかな。
怜子さんと松永の会話なんてかなり皮肉というか核心ついてる場面といってもいいですし、
前半のある“ツーショット”も真相知ってる人にはささやかなヒントとして映るわけです。
あ、あと水に濡れて髪の色が変わる描写も細かいというよりは露骨ですね(笑)
まぁコレはあくまで原作と同じオチなら…って話ですけどね。
テッシーと親しい友人という設定でありながら今回も余裕で存在スルーされた風見の明日はマジでどこにあるんでしょうか。
もはや“いないものチーム”にすらいない状態なんだよなぁ・・・・

ナ、ナカオサン・・・・
ひでぇ・・・・なにがひどいって、死に方はもちろん扱いが。
だって身も蓋もない言い方すれば彼ってゲロ吐いてスクリューに刻まれただけですよ。あんまりすぎるわ
ぶっちゃけると今回の話のどこが綾辻先生曰く「涙なしには見られない」のか全然わからないのですが、
ひょっとして先生は中尾の熱心なファンか何かだったんですかね?w それなら大いに納得できる。
まぁ元々たいして重要なキャラではなかったとはいえ、たしか原作ではもっと後に退場だったのでちょっと不憫ですね。
なぜ・・・なぜ、あんなやっすいビーチボールを沖のほうまで追いかけてしまったんだ・・・・
水着回特有のポロリを期待したら野郎の腕がポロリでござる。
というわけで、最後は“らしい”展開に落ち着いた(?)第8話でございました。
結果としてあまり海に行く必要性を感じなかったというか、これならフツーに合宿で海行ったほうがまだ納得できる展開でしたが
まぁスタッフさんも視聴者も息抜きってことで・・・・アニメの娯楽さを楽しむ意味でもなかなか有効だったのではないかと。
鳴が都合良く海岸に居合わせるとか細かい部分の粗は目立つが、松永をリゾートホテルで働かせて一応無理ない展開にしようとはしてるし。
あとこのアニメはやっぱり“音”に対するこだわりが凄いですね。
中尾死亡シーンはビジュアル的なインパクトよりもとにかくSEがエグかった。
序盤の恒一と怜子さんの会話シーンもちゃんとアングル意識して玲子さんの声がこもってて細かい
(てかあのシーンは演出がかなり秀逸だと思う。詳しくは書かないけどw)
このアニメに「日常回」が存在するとしたら、実質これがラストといっていいでしょうね。
予告みても赤甍ですが、今回がソフトなお話だっただけに逆に反動で次回はかなり容赦ない内容になるかもしれません
「合宿」が始まればいよいよ物語もラストスパート。
はたして誰が犠牲となり、誰が生き残るのか。・・・・期待しています。
◆オマケ

ちょっとスタッフさん可愛くしすぎてンよ~(その目は優しかった)
なんでも原作者によると、外伝とは別に続編「Another 2」(仮題)も構想中だそうで。
だいたいアニメ化する時点で予想できる流れですが、嬉しいことに変わりないし気長に待つとしましょう。
まぁ個人的にはそれより「殺人鬼」の続編とか「霧越邸」みたいな単発の本格ミステリも読みたいですけどね。
特に「殺人鬼」は最近新装版も出てますし・・・なんとかならないだろうか。

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