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待て、而して希望せよ!

旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。転換期

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』 感想

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「もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」

――もし梶浦由記が今回の騒動で劇伴降りたら許せませんか?
――ああ。事務所が悪いコトをしたら怒る。きっと、他のヤツより何倍も怒ると思う
(考えたくなかった旬ネタ)


というワケで、大変永らくお待たせいたしました(?)
劇場版『HF』感想、聖夜を前にようやく更新です。

最速体験したくせに、2ヶ月も経ってしまいましたか…
いやもう、自分でもなんでこんなかかっちゃったかな?と反省ですが。
ただ、一方であのとき書いた事実も揺るがないんですよね。

そう、この作品は「安易に言葉を紡げない」
自分の中でしっかり気持ちの整理をつけてこそ書ける。
それだけの価値がある。価値があると信じさせてほしい。
俺はまだ、理想を抱いて溺死したい。


「命を懸けろ。あるいはこの身に届くやも知れん」

いま再び、運命に出会う――





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須藤監督の手腕(執念)に心からの賛辞を!

この期に及んでどこから切り出そうか迷う始末でありますが^^;

まずはこれだけ力の入ったフィルムを完成させたufotable、
その代表者(監督)である須藤友徳氏に心より御礼を申し上げたい。


正直、「HFを劇場三部作で」って決断自体は僕はそんなに不安視していなかったけど、
やっぱりどんな作品は掴み(一作目)のインパクトって大事じゃないですか。
物語の特性上、名場面が後半に集中していることへの不安がなかったといえば嘘になります。

、そんなことはまったくの杞憂だったと。
全てを観終わるどころか、冒頭の描写だけで確信しました。


鉄板シーンを大胆カットして挿入された、桜とのオリジナル過去エピソードの補完。
「ヤバい、これガチな人が作ってるぞ」と。
単なる桜スキーじゃない。原作を、あの時代の雰囲気の中プレイした人が作ってる。

それがホントになによりなにより嬉しくって仕方なかった。

TV版『UBW』はなぜ最後まで違和感が拭えなかったのか。
それはひとえに「空気感」です。
懐古厨を覚悟で書きますが、僕が観たかったのは「現代版にアレンジされたFate」ではなく、
「あの当時を再現したFate」
だったんです。

原作はもちろん、DEEN版にだってあった。
夜道を歩くのが心底嫌な(でも惹かれる)、あの伝奇めいた雰囲気だったんですよ。


『空の境界』制作時に戻った色合い。
“日常”をたっぷり描写することで、それが侵食(崩壊)する様を丁寧に描いている。

静かで、落ち着いて、不気味な感覚が終始続くものの、場面ごとの静と動のメリハリはしっかり利いている。

やっぱufoはこの手のタイプのが向いてると思いますね。
ランサーvs真アサシンはもちろん凄いよ。
なんならセイバーvsバーサーカーだって怖いくらい迫力ある。

でもねぇ、一章に関してはそれだけじゃあ満足しなかったと思うんだ。
心地よい緊張感。昨今のアニメ映画では長尺の2時間。
ぐったりフルで味わえるからこそ、ここまでの満足につながる。



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こちらは、7週目特典のコメンタリーブック。

約20P、こんな感じで原作者・監督・社長の対談が載っています。
紙質もパンフと同様だし、場面カットも豊富。
ヘタしたら、そこら辺のムック本を遥かに凌駕してる“オマケ”でしょう(笑)


衛宮士郎の在り方を変えるくらい、間桐桜はどれほど大切な存在なのか。
それは丁寧すぎるほど丁寧にやってくれているのですが、
個人的には、慎二との距離(駆け引き)も非常に見応えありましたね。

嫌なヤツなのは間違いないんですよ(笑)
ただ、彼なりに士郎を気にかけてるのがちゃんと伝わるというか。

桜の「兄さんは嫌いな人が好きなんです」って台詞が言い得て妙。

掃除の押し付けにしても、内心は断ってほしいくらいなんです。
快く引き受けられるよりも、「お前がやれよ」と窘められてこそ対等(親友)。
だからこそ、衛宮邸(画像右)で殺意を剥き出しにされた時に心底嬉しそうな顔をする。

お互い歪んでるなーって思うんですけど(苦笑、
ただ、その歪み・捻れが取り返しのつかないトコまでいくのが本作の醍醐味。

後戻りは、できない。



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『スパークスライナーハイ』、やってくんないかな~
ufoさん、映像特典でいいから!(無茶振り)

オルタさん(厳密には違う)ファンサービスは驚きましたが、
今作のセイバーさんはTV版以上にかわいく最優だったかもしれない。

それは作画的なモノもだけど、川澄さんの演技が。
『zero』以降はだいぶ低い声のイメージが強かったものの、
今作においてはかなり高い声を意識されていて…それゆえに後半の雰囲気の落差が素晴らしい。


声といえば、全体的な音響面のこだわりも凄いです。
エンドロールで何がビビッたって、音響監督が社長だったこと。
てっきり岩浪さんだと思いきや…



全然まとめきれてませんが、この辺にしておきます。

また別の機会があれば、じっくり書き連ねたいですね。
続きを早く観たい!…のはモチロンだけど、
本作に関してはゆっくり時間をかけて消化するのもいいと思ってます。

この作品の完結をもって、自分の中の「stay night」も終わりを迎える。
これは決して悪い意味ではありません。
真の集大成として。唯一の原典として捉えたい。


見せかけの自分はそっと捨てて ただ在りのままで


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Fate/stay night

Fate/stay nightに関するアニログです。

  • 2017/12/24(日) 19:38:03 |
  • anilog