
本拠地最終戦サヨナラ勝ちに定評がある球団
ただ、勝つだけでない。
劇的に勝ってこそ、球界の盟主。真のエンターテイナー。
その片鱗を、こんな状況でも失ってないと見せられたのはよかったかな。
惜しむらくは、こういう試合をもっと早い段階から出来ていたらね…
少なくとも、広島相手に出来ていればシーズン対戦成績も違っただろうに。
意地悪な言い方だけど、誰かのイベント絡む時だけではダメ。
まさしく「後の祭り」。これで全てが許される空気になるのは危険なのです。
とはいえ、最終回の粘りは素晴らしかったなぁ。
意地に燃え続ける坂本の先頭出塁、これぞ4番!の岡本タイムリー(自力打点ひさびさ)、
またも去りゆく男に捧げる一打を放った長野…
その中で、個人的には俊太の働きが非常に大きかった。
あの場面でしっかりボール見極めて四球を選ぶのは凄いことだよ。
なんならバントすら決められない選手が大半なのに。
3回のエンドランといい、ああいう“攻め”の姿勢をルーキーがやるってのは大したこと。
それを、もっと周りも学んでいかねばならない。
攻撃的にいくべきなんです、発展途上のチームならば。

【朗報】キャプテン、笑顔が戻る
長野さんがテンプレ反応しかしない分、余計に際立った印象を受けました(笑)
この光景は、やっぱりファンとして嬉しいモノですよね。
離脱を取り返そうと、復帰後の坂本は一生懸命引っ張ってる感じがする。
勝利に向けての執念がしっかり伝わってくる。
だからこそ、他の選手もそれぐらいの気迫をもっと前面に出してもらいたい。
自分たちを奮い起こすところから始めないと。
そういう必死の姿のが、よほどカッコいいぜ?

監督も感情が戻る
このガッツポわりと定期的にみるよな…と思い返してみたが、
開幕カードくらいしか大して思い出せなかった現実。
あまりにやらなさすぎるのでサンプルとして薄いものの、
上記のエンドランとか、けっこう積極采配が功を奏すケースもあるんですよね…
「挑戦する意思」ってのが何よりも欠けてるというハナシ。
28日、岡本インターフェアの際の「由伸コール」凄かったですよ。
ファンがなにを求めてるか汲み取ってくれれば、それだけで(結果はさておき)グッと印象は変わるのだが…


球界代表左腕、惜しまれつつ去る
村田熱冷めやらぬまま、松坂世代がまた一人。
杉内俊哉、17年の現役生活に幕。
残念な話、ここ3年殆ど投げてないからことからも
僕らの間でどこか“準備”をしてしまっていた部分はあるかもしれない。
だけど最後に、投げる姿を観たかった。それは本人がイチバン悔しいでしょう。
何年もリハビリやって、それでも叶わなかった…その気持ちはむしろ本人にしか分からない。
金銭面での話題や「18番」を背負うことの賛否など。
当時はいろいろ言われることも多かったです。
でも、それ以上に僕は「あの杉内が巨人に来てくれる」
メジャー思考が当たり前の中で、その事実(選択)が嬉しかったなぁ。
思い返す移籍初年度のノーヒットノーラン。FA選手としてはトップクラスの3年連続2桁勝利。
それでも彼なら…杉内ならもっと上を期待できる。
それを求められる、求めてもいい存在。
「巨人で引退できることを誇りに思います」
そんな欲望に、彼は↑のような言葉を返してくれました。
ならばもう、余計な言葉はいらないです。
こちらこそ、巨人に来てくれたことを誇りに思う。

「小さい体の大投手」
現状でも影響を与え続ける投球哲学は、今後ますます重宝されるでしょう。
まずは気の済むまで体を休めて。
それから、再び指導者としてグラウンドに帰ってきてほしい。
17年間、お疲れさまでした。

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