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旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。まさに転換期

『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』 本編感想

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ほしは ひかり みんなをてらす

てな感じで、本編感想いくニャン。
大泉での最速上映に関する感想はコチラからどうぞ。


「田中裕太×田中仁」という高次元安定感の塊みたいなタッグで描かれる今作。
スタッフ発表時からもう観に行く気満々でしたが…いやぁ、良かったですね。

特徴的なキービジュアルからしてだいぶ毛色が違う印象はありましたが、
それでもちゃんと『スタプリ』らしさは表現されていて。

個人的には、『ハトプリ』劇場版に近いかな?
巧いし、綺麗で、透明感のある内容。


以下、良かった点や惜しかった点も含めて書き綴っていきます。
(※基本ネタバレありです)





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もうどこから語っていいか分からんから思いつくまま書くけど(笑)


ストーリー面においては、完全にララ主役の構成でしたね。
これは英断というか、歴代でも相当めずらしい試みじゃないでしょうか。
ひかるでさえ一歩引いた立ち位置でしたし。

ただ、これをやったことで観客側としてはより
ララの感情の起伏を受け取りながら観られますし、
これまでと違った等身大の彼女を発見することができます。


こういうのって加減を間違えるとTVシリーズから浮いた印象を与えるリスクもあるけど、
高橋さん(キャラデザ)が雑誌インタビューで、
「『スタプリ』のみんなはIQが高いというか、ちゃんと考えて行動しているなぁと思う」とコメントしているとおり、
僕も普段からメインキャラみんな地頭がいいイメージあるので特に違和感なかったですね。
(そこはこのへんでも書いたけど、一貫していると思う)


菜の花畑(?)での、ララとユーマのやり取りはすごく興味深いシーン。

ペット…いや、ここは親子の歩み寄りといったらいいのかな。
異なる種族でありながら、“異星人同士”として芽生える感情。

「みんながひかるのような人ばかりじゃない」というセリフはハッとさせられましたね。
それを言った本人(ララ)もハッとする。ある意味、哀しい瞬間。
でも、(その後の描写含め)そこをいちいち説明しないところにグッときます。


そこまではわりとギャグ多めで進行するので、よけいに際立つかと。
倒れ寝転んだ際のボディラインにもすごくドキドキしたルン(最低)



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戦闘シーンについて。


開幕志田アクション(コンテ)で早くもテンション上がり気味でしたが、
中盤・変身バンクからのアクションがキレッキレで見応えあり。
(ここでもミルキー優遇が明らかなあたり、徹底してるなって感じですがw)
↑のシーンとか構図(ポーズ)が特撮のそれでかっけぇ…

一方で、映画限定(星座)フォームはだいぶアッサリだったかなぁ。
上手く終盤の展開にギミック活かしてた部分もあったけど、
「東映×星座」とくればちょっと期待しちゃうのもあるよね(笑)


まぁこれはTVシリーズ同様、あまり戦闘に重きを置いてない表れなのかもしれない。

敵キャラ(宇宙ハンター)は予想よりずっと魅力的でしたけどね。
タイマンバトル×5が観られたし、「金が目的」ってのもシンプルで逆に新鮮。
いわゆる芸能人枠なのに演技もまったく違和感なかった。



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クライマックス(歌・ダンス)について。


これこそこの映画の肝だと思いますが、まず

・大ボスとのバトルがない
・ダンスがEDではなく劇中に織り込まれてる


なんといっても、ここが従来とは異なる本作ならではの発想。
そして、それがしっかり相応しいモノになっているのが凄い。


ちゃんと「歌」がストーリーの根幹にあるから唐突感もないですし、
あの“変身”シーンの映像(作画・演出)の美しさといったら…
ホント描き手の情熱が伝わってくるのでぜひ劇場大画面で堪能してほしいです。

もちろん、CGダンスも素晴らしいですよ。
映画を観てからTVで公開されている部分をみると、繋がりが理解できて感動が深まる。
『Twinkle Stars』、ほんまええわ…


正直、(プリキュアに限らず)近年の歌とダンスばかりが目立つ路線っていささか飽きてきてたのですが、
こうまで魅せられちゃあ納得せざるを得ないです。

ラスト、“思い出”を体現したユーマの姿に感動しますし、しんみりした流れのエンディングも良い。
あと、ひかるの「キラやば」。これは名演技だと思う。




以上、個人的にはこんな感じです。


総評としては、本当に観に行ってよかったと満足度ある一本でした。

欲をいえばスケールが大きすぎてやや感情がついていかなかった部分があるのと、
ドラマメインの作品なので本来のターゲットが退屈しないかって印象はあります。
(実際、ライトを振って応援する「ライブ感」には遠そうですしね)

こればっかりは言っても仕方ないけど、あと20分ほど尺があれば…


とはいえ、これ単体で観ても丁寧に作られておりますし、
本作を受けてTVシリーズがどのような結末を迎えるか…さらに注目度が増しました。
(この「別れ」が“予行演習”だとすると…めっちゃ効ききそう)


とりあえず、近いうちにもう1回観に行きたいですね。
なんか2度めのほうがスッと入り込んでいけそうな気がしないでもない。


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テーマ:スター☆トゥインクルプリキュア - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

ララファンで良かったなと、改めて思わせてくれた作品でした・・・!

Twinkle Starsはガチ神曲!!!!

別れを強調している分、本編の展開に期待と緊張両方が入り混じるw

あ、あれ?みんな大好き団長はどうしたんだってばよ・・・

  • 2019/10/23(水) 00:00:10 |
  • URL |
  • たぬき #-
  • [ 編集 ]

>たぬき さん

コメントありがとうございますm(__)m

聴くとしんみりしちゃうけど聴かざるをえない曲<Twinkle Stars
不思議スポット巡りはユーマはもちろん、ララにとっても良き思い出なんだよね。
だからこそ、終盤の展開はホント堪えそうw

>あ、あれ?みんな大好き団長はどうしたんだってばよ・・・

団長はスケジュールが合わなかったので…
TV本編では進み続けるから止まるんじゃねぇぞ…

  • 2019/10/23(水) 00:17:43 |
  • URL |
  • SOA #-
  • [ 編集 ]

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