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旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。まさに転換期

スター☆トゥインクルプリキュア 第40話 「バレちゃった!? 2年3組の宇宙人☆」

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控えめに言って最高の個人回

まーた唐突かつ遅い更新だって?
プリ☆チャンだって40話からだったしいいだろ勤労感謝の日だぞ(意味不明)

そんなワケで、最新話放送直前の『スター☆トゥインクルプリキュア』第40話の感想です。
まさかの、シリーズでも最速の正体バレエピソード。
而して、歴代でもトップレベルの完成度。


ひさびさにリアルタイム視聴しながら感極まっちゃって…
書きたい想い(イマジネーション)が抑えきれなくなりました(笑)


先日発売したアニメージュ増刊号も内容濃くてオススメですよ。
映画ムックとしても有能なので買いましょう(ダイマ





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「異星人とか地球人とか関係ないよ!」

だって!……ララは、ララだもん…っ!


めちゃくちゃ観たいのにある意味観たくない。
前回の予告を受けて、ファンであるほど悶々として過ごした1週間。

その不安が的中するかのように、前半パートはもうとにかく空気が重くてね…
全体的にアングルも照明もアンダー気味であり、
冒頭、ララが髪を整える仕草も異様に気合が入っている一方で、
「やっぱ今週は違うぞ」と思わせるナニかが潜んでいる。


まど父の実力行使(ララを監視つつ桜子を見る会)を経てからの教室内の空気は最高潮です。
幼女先輩にも分かるようににものすごく露骨にやる。それがツラい。

汚れ役を受ける感じになった桜子も可哀想だけど、
個人的に、カルノリに避けられるのが余計ダメージ増幅ですね…
お前こういう時こそ、「ララルンが宇宙人!?おもしれー!www」ってなれよ…
親愛なる隣人だろうが(中の人的な意味で



それだけに、図書室でのシーンは最高に尊い。
4枚目画像とか変た(ry…神の領域。

なにより、ひかるが先に泣くのがイイんだ…
なんなら、ララがゴミ捨てに行ってる時からもう泣いてる。
本当に大切な友人である事がよく伝わりますし、
正直、「操られてる」云々は少なからず彼女自身も傷ついたかもしれない。

自分らしくを尊重しながら、喜びも痛みも共有できる関係。


「本は“いろんなところ”に行ける、って……想像の、力で」

この台詞も映画と絡めて考えると深いですね。



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「それでもいい。だって、わたしはララの…友達だからっ!!」

今回屈指の燃えシーン。


もちろんこの直後も激アツシーンがてんこ盛りなのですが、
正体バレ+決意の五人同時変身とか完全に特撮クライマックスのそれ。
(えれな&まどかさんノリノリで草

それをクリスマスもまだ先の11月にやるんだからなぁ…
でも全然、「唐突」とか「ちょっと早いんじゃない?」とは思わない。
いたって自然な流れで、「この子たちならそうするだろうな」って受け入れられる。

それは40話の間にしっかりキャラクターの絆を描けているからですよ。
村山脚本の王道かつ積み重ねの妙技…僕は敬意を表するッ!


クラスメイト1「あの青いヤツ誰だよ…」
クラスメイト2「ルンちゃんだけヌルヌル動きすぎじゃない?」




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「わたしは2年3組、羽衣ララルン!」

「わたしのことは分かってもらえなくても!わたしにとっては大事な友達ルン!」

受け入れられなくても、受け入れる覚悟。
それを含めて、ありのまま、自分らしくいたいという意識。
人間として。プリキュアとして。その心が覚醒(トゥインクルイマジネーション)を呼ぶ。


個人的には、フルメタTSRの相良宗介を思い出しましたが(シリーズ的にはドキプルのマナ生徒会長か)、
やはり自分の存在証明(名前)を叫ぶシーンってテンション上がります。

「わかってもらえなくてもいいルン」の時点で涙声だったけど、
その後の唸り声といい、中の人(小原好美)の演技も素晴らしい。


「わたしは大人ルン!自分にそう言い聞かせてきたルン!」

この台詞も思わずハッとさせられました。
確かに設定(出身地)では成人だけど、14歳の少女に変わりないわけで…
その葛藤が、こういうところでも効いてくるのかって。



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ここだいすき。

滑り込みながら仲間たちを守るヒーローの構図。
かっこよすぎるルン。地球人はこういうのが大好物ルン。

そりゃ自分もテレビの前から「がんばれ!がんばれ!」声援おくるよ。
BGMもすげーいい。ホント今作は音楽面でも優秀だなって思う。



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「だから言っただろ。いつか裏切られると!」

悪役についても触れないといけないからよ…


37話で発した言葉が早くも重い現実となった格好でしたが、
結果的に汚れ役を買ってくれたおかげでわだかまりを解消できたという。
登場タイミングも完璧でしたしやっぱすげぇよ団長は…

加えて、ホント“ちょうどいい”ところにいた親父を巻き添えにするっていうねw

歪んだイマジネーションが「弓」ってのが上手いな~って思うし、
間違いなく今まででイチバン凶悪なダインスレイヴだった。
御しきれないパワー(ストレス)を抱える政府高官の闇。



ワイ「団長!?何やってんだよ!?団長!」
団長「なんだよ、結構消えんじゃねぇか…(歪んだイマジネーション」
ワイ「そんな…地球人なんかのために…」
団長「団員(クラスメイト)を守ンのは俺の仕事だ」



ひかるとの因縁もありますし、やっぱ団長問題はもうちょい引っぱってほしいところ。



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「また……明日ルン」

「異星人」である前に「友達」。
認めあって、深まる絆。

なんだろうなぁ…えいたそ(成瀬瑛美)もTwitterで書いてたけど、
2年3組てベタベタ仲良しじゃないのにとってもいいクラスなんだよね。

干渉しすぎない距離(空気)感というのかな。
穏やかに見守る先輩ズ(+猫)も印象的。


もちろん広い意味での問題はまだまだ残っていますし、
今回はそれが招いた疑惑ともいうことができる。

ただ、こういうところでも「多様性」における懐の深さが出ているのかなって。




脚本:村山功 コンテ演出:畑野森生 作画監督:高橋晃

この布陣は第2話以来。
そう、キュアミルキー初変身回の布陣でした。

それだけ彼女というキャラクターが大きく変わる回という証ですし、それにふさわしい出来映え。
(なんでも、高橋さんは前日のアイカツに続き連日の作監だったとか。
 制作時期は異なるとはいえキラやば~っ)



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つなわたり、最終章へ――!?

キミなんかアニメ(作画)違わない?

90年代バトルアニメみたいな画風でオラわくわくすっぞ。


父親が学校の和を乱すとかこれまで以上にストレスマッハな状況。
でも、しっかり意見するあたり彼女もまた大きく成長している。

その上で、これまた中間管理職の悲哀を滲ませる筋肉男との対決は何をもたらすのか。
より道、わき道、まわり道。しかしそれらもすべて道!


先代の言葉を胸に、さて――――(誕生日おめでとう


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テーマ:スター☆トゥインクルプリキュア - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

この話は楽しみだった分緊張もありましたね・・・。というかプリキュアに緊張抱くとか初めて。それくらいこのスタプリはすごい作品なんだろうなって。

ララの髪整える仕草は神の一言に尽きる(変態)

ひかるVS団長は相当盛り上がりそうで楽しみですねー。最初に出会った二人だし、どんどん成長していったヒカルと、考えが変わらずそのままの団長。果たしてどうぶつかっていくか・・・。

  • 2019/11/24(日) 07:03:44 |
  • URL |
  • たぬき #-
  • [ 編集 ]

>たぬき さん

コメントありがとうございますm(__)m

“オトナ”はこういう空気をすぐ「鬱展開」などと怖れる傾向がありますが、
子ども向け作品だからこそこうした感性は大事にすべきだと思います。
『スタプリ』スタプリって物語自体はそれほど劇的に動くタイプではないけど、ずっと飽きずに観ていられる。
それゆえに、今回のような話が効いてくる。

>どんどん成長していったヒカル

ある意味、「超人からの挫折」を経験した子。
それをどう他者に伝え、さらに成長できるか。注目ですね。

  • 2019/11/24(日) 13:27:11 |
  • URL |
  • SOA #-
  • [ 編集 ]

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