
突きつけられる エガオノダイカ
大人になればなるほど増えていく笑顔(愛想笑い)。
でもそれって本当の笑顔なの?自分らしく生きていきたいよ ずっと。
迷い求める、『スター☆トゥインクルプリキュア』第42話の感想。
うっかり飲み潰れてリアタイ視聴は逃しましたが…いやはや、色々な意味でズシンとくる内容だね。
えれな個人回は明るめの話が多かっただけに余計エグさが際立つというか。
(サブタイに☆が入らないのも特徴的)
ただ、あえて答えを出さない。次回に引っぱるのが本作らしい。
懐かしの黄色優遇?いずれにしても、この時期やるのは勇気がいること。
いま、俺から贈る言葉は一つだ……歌ってくれ!(違


「悩むことは、きっと回り道じゃありません」
ちゃんとヒントはあるじゃないですか。
自分の経験してきたことを無駄にしたくない…それはひょっとしたら。
えれなが、もっともっと新しい経験を求めているんじゃないでしょうか。
太陽と月の語らい。ある意味、今回の“ハイライト”。
前回からしっかり話が続いていて、すごく良い流れだと思います。
縛られ感の強い まどか のほうが確固たる自分を持っていて、
自由にされてそうな えれな のほうが実は自分を見失っている(縛られている)…そういう対比で見ても面白いですし。
「経験」を得たからこそアドバイスできる、というのも大きいですよね。
個人的には、後半の問答以上に印象に残ったやりとりかな。
振り向かず、背中で信頼を示すシーンも素晴らしかった。
まどかサン、本当に大きくなって…


「歪みがなければ膨らますこともできない」
―――それが本心ってことよ。
母だからこそ気づく娘の変化。
だからこそ、一番の理解者から突きつけられたショックは大きい。
よかれと思ってやってきたことが逆に苦しめている。
えれなのダメージも相当ですが、母親としてもキツいところですね。
正直、そうやって“安定”を図るのも家族だと思うし。
じゃあ仕事を辞めれば解決か?といえば、そういう問題でもない。
テンジョウ先生(遠藤綾)の煽りトーンがまた絶妙でねぇ。
「感情のぶつかり合い」って意味で、いつの間にかユニとアイワーン並みに盛り上がってる。
悪役に違わぬやり口や。シェリルさん最低!
ソレイユの車田吹っ飛びが数少ない和みポイント。

この演出は攻めてるなぁと思った。
一歩間違えばギャグになりかねないが、
一人だけ心ここに在らず…ってのがすごいわかりやすい。
…コラ素材とかいうなよ!
しかし、ここで率先して「行くよ!」と発信できる ひかる はやっぱリーダーだなぁ。
あと、オヨルンはその帽子なんなのかわいすぎるだろ。


暗がりのソンリッサ。
黄色いバラは自らの棘に苦しむ…
トゥインクルイマジネーションに目覚めなかったことからも明らかですが、
今回はある意味で「敗北」を描く形になったと思います。
みんなへの笑顔。家族への想い。
それは決して嘘ではないが、やはり作られた部分も否めません。
テンジョウの言葉への反論がなんか噛み合ってなかったのもその証拠。
声色だけはいつもどおりの「チャオ」(表情は見せない)→無理に笑顔を浮かべての帰宅
このオチもきっついよなぁ。
自然に出るのが「笑顔」なのに、自分で強制的に“リセット”してしまう。
何も解決してないって、はっきりわかんだね。
次回、どんな形で区切りがつくのか興味深い。

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テーマ:スター☆トゥインクルプリキュア - ジャンル:アニメ・コミック