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旧attendre et espérer(意味は同じ) アニメの感想や野球、日常の出来事を書き綴るブログ。まさに転換期

スター☆トゥインクルプリキュア 第43話 「笑顔への想い☆テンジョウVSえれな!」

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泣きたい時は 泣いてもいい

おいっ!何を我慢している。おまえは今、泣いていい!!

泣いて…いいんだ……



我が男のバイブルの名セリフの一つですが、
果たして泣いていたのは誰だったのか。
えれなさんではなく、俺たち(視聴者)だったんじゃねーの!?

先週の更新スピードなどすぐ忘れる。
『スター☆トゥインクルプリキュア』第43話の感想。

前後編に分かれたエピソードの後編ですが、
よくもまぁ子ども番組的に難しいテーマをしっかり描ききったなと。
子どもはもちろん、一緒に観ているオトナ(親御さん)にも訴える内容だった。

好みの差はあれど、スタッフが丁寧に物語を紡いでいるのが伝わるよ。
これを「地味」で片づけるヤツは、そもそもまともに観てないだろと断言できるほどに。





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笑顔の裏にこそ真実がある

アバンから重苦しいBGMが流れる中、
運命に導かれるようにテンジョウの故郷:グーテン星へ。
そこで語られる、彼女の過去と闇。


子ども向けなのでぼかしてますけど、
「鼻」をいろいろなことに置き換えたら攻め込んだ描写だなぁと。

実際、グーテン星の人々がすべてそうとは限らない。
もしかもしたら、本心で励ましてた人だっていたかもしれないですし。
テンジョウの劣等感による思い込みだってあるかもしれない。

ただ、あからさまに迫害されるよりこういう描写のがキツいですよね。


てか何気に戦闘シーンの作画がなかなか良かった
流れるようなアクションの応酬。

過去(仮面)を握り潰す構図といい、土田さんはシリアスもイケるね。



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みんなの笑顔が、わたしの笑顔になる

だから救われたんだ―――笑顔にはすごい力があるんだ!


笑顔を振りまく者こそ、最も笑顔に支えられている――

納得で当然の答えですが、一貫してセレーネ(まどか)が傍にいるのが尊いですね。
極限状態ゆえの“名前呼び”。
ただ、今回はここがクライマックスじゃないので。

あまり重くなりすぎないよう、
絵面的にはわりとシュールになっているバランスが見事です。
(画像セレーネとか青山先生っぽいけど、氏がイチ原画スタッフとか珍しいかも)



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わかり合える日は、まだ先。


ここで安易に手を取り合わないのが流石といいますか。
冷静に考えれば、えれなとテンジョウの状況(立場)は全く違いますからね。
過去を知ったくらいで、安易に解決できる問題ではない。

でも、それが直後のシーンに効いてきますし、
テンジョウ自身にもちゃんと心境の変化が出ている(仮面を置いていく)のが素晴らしい。

プリキュア側の成長と、敵幹部の揺れ(改心)をしっかり描いてますよね。
こりゃあ、ひかるがどう団長を止めるのかわくわくもんだぁ!(結局そこ



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「人のために泣けるのはもっとすごい」

バトルも、覚醒も、すべてはこのシーンに帰結する。


誰がなんと言おうと、今回のハイライトはここですね。

トゥインクルイマジネーションと言う“気づき”を得ても、救えない相手。
そんな相手(テンジョウ)を想って涙する、えれな。
娘の純粋なる本心を、しっかり受け止める家族。



お鍋くん迫真の演技も相まって、素晴らしいシーンに出来上がっております。
ここはもう、理屈とかより「心」で感じたいですね。
作画・演出・声優陣の演技…どれが欠けても成立しない。


かえでママもすっげー嬉しかったと思うよ。
あと、とうま。よう言うた、それでこそ長男や!

良い子のみなさん、当たり前ですが家族を大切にしましょう。
「返したい」と思った時、それができなくなってしまうこともありますから。



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おもいやりで育った その笑顔は 枯れない


大人っぽさもありながら自然とほころんだ笑顔。
前回の時点でこれを表現するのはだいぶ難しいという声が挙がってましたが…杞憂でしたね。

それをハズすスタッフではないし、
むしろシリーズを代表するアニメーター(稲上晃)が登板だぜ。

「安心感」という意味で、これ以上ないよ。




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月より飛来するエヴァ六号機かな?


(年末恒例)クリスマスプレゼントだろぉ!?
今年もブラックサンタさん(ラスボス)がキッズたちのクリスマスを壊しにやってくるぜ!

キラやば~っなサプラ~イズ☆ ご期待ください。


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テーマ:スター☆トゥインクルプリキュア - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

ホント最近のスタプリは子供たちにもそうですが、大人達あるいは現代社会にも訴えかけてる描写があって攻め込んでるなーって思います。しかもその内容も「それわかる!」って内容ばかりで見てて面白いと同時にもっとやってくれ!ってなりますねw

自分の間違いだったらすみませんが、それほど今の大人達、現代の考え方があんまり良くない方向に変わってきてるってことなんですよね。自分も気を付けないと・・・

  • 2019/12/14(土) 21:59:02 |
  • URL |
  • たぬき #-
  • [ 編集 ]

>たぬき さん

コメントありがとうございますm(__)m

世相を反映する(テーマを決める)のはここ数年のシリーズに表れているので、
共感を得られているならそれは良いことだと思います。

ただ、間違えてはいけないのはあくまでメインターゲットは「子どもたち」ということです。
理屈を抜きにして、子どもたちにとって面白いか。メッセージが届くのか。
それが重要ですので、オトナの歪んだイマジネーションはあまり関係ありません。
少なくとも、制作側がそういう姿勢で作ってほしくないと思ってます。

  • 2019/12/14(土) 22:26:54 |
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