
例年どおり、この年末年始も野球特番が多く放送されております<挨拶
とはいえ、どうしてもバラエティ色が強くなるのでもっと「野球」を掘り下げてほしい…
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなタイミングで、またもテレ東がやってくれた。
詳細はリンク先を参照ですが、
【松井秀喜×高橋由伸 上原浩治×阿部慎之助 岡本和真×吉田正尚】
この対談をガッツリ2時間…唆るぜ、これは!
事実、あっという間の神番組でしたね~
直前のゴルフ番組と合わせれば、4時間ぶっつづけ巨人特集。
今年もテレ東のジャイアンツ愛は素晴らしい。


最初は、【松井秀喜×高橋由伸】から。
これ以前、放送したヤツの完全版かな?
所々観たやり取りや、そうでないシーンがあったので。
番組全体としては松井を軸とした構成になっていたのですが、
直接現地(ヤンキースタジアム)で対談できる“格”を備えているのはやっぱ由伸かなって。
「年々追いてかれてしまった」と語る二人の成績推移(画像
とはいえ、現在の若手が入団時からこの成績を維持できるだろうか。
2年目は本当、終盤の離脱さえなければ…今も思わずにはいられない。
メジャー由伸というifも考えてしまいますよね。
山田もよく指摘される、足を上げるスタイルが通用するかという点。
高橋由伸なら、切り拓けたんじゃないかと思ってしまうのです。


お次は、【上原浩治×阿部慎之助】について。
正直、トーク的な完成度だとこれがイチバンおもしろかったw
良い意味で遠慮がないというか、フランクで。
それでいて、いろいろ鋭い部分を突いてる。
冒頭、阿部の「あのオッサン」呼ばわりからスタートして、
「(入団時の阿部は)細かったなぁ~」→「あれ俺じゃないからw」
「(ピンチの場面で阿部が一塁からマウンドへ)どうすればいい?」→「インハイしかないっしょ」→死球
「来年注意するのはコンプライアンス」
このへんはフツーに笑いましたし、
ただ、その中でお互い今のプロ野球の在り方について危機感を抱いている。
引退選手であっても、打たれたからには怒涛のインサイド攻めができる。
それが出来るのが、ソフトバンク(パ・リーグ)。
「チームに属して従いていく“だけ”」の選手たち。
プロになった時点で一流であるのに相違ないが、
そこから超S級になれる選手はやはり自分で考えて自分で切り開いていることがわかる。
松井☓由伸でも触れてましたが、「合同自主トレの概念がない」ってのも
決して「時代が違う」で区別していい話かどうか。
二軍監督に就任してからの阿部の言葉に、より重みが加わりました。
アレですぐパワハラだのが先にくる時点で“ぬるい”んですよ。
まずその性根を叩き直す。きっとスターほど人より多く練習する。
そういう意味では、今年はやはりG球場が熱い。

最後は、【岡本和真×吉田正尚】対談。
ここで現役選手を入れるのがテレ東の素晴らしさですが、
なんかこの括りだと吉田が巨人の選手みたいで草生える。
とはいえ、左右のスラッガーで(人間的な)タイプも違いそうなのに
何かのキッカケで意気投合するってのはおもしろいですね。
というか、吉田は予想より話し方がスマートですし、
やっぱりあのフルスイングも技術や計算に基づいてのモノだと知れて興味深い。
ここらへんは確かに岡本が自分に取り込みたい部分でしょう。
以上振り返っても、巨人ファンには堪らん番組でした。
その中であらためて、自分が野球を観る(やる)キッカケだった選手が全員辞めたんだなぁ…と。
でも、それ以上に彼らのスタートからゴールまで見届けられたのが幸せですよね。
この人たちの頑張りがあって、ずっと野球が好きでいられたのだから。
そして、その幸福はこれからも続いていくのです。
「2020」という数字のみならず、ここからのプロ野球はまさに新世界といえます。
過去と未来を融合して生まれる新時代のトップスター。
願わくば、それがジャイアンツというチームから生まれることを期待します。
◆おまけ

なお、この番組前にはこんな企画も。
あんまり深い内容でなかったから割愛するけど(ぇ
宮國の扱いwwww

にほんブログ村 ←バナーまで打て、巨人(キリッ
スポンサーサイト