
新年最初の鑑賞は桜木町から、IMAXで。
タイトルどおり、初日に観てまいりました。
我が敬愛のイーストウッド新作(『リチャード・ジュエル』)と迷いましたどね。
単純に「いま観たい!」という己の欲望に従った次第(笑)
で、感想ですが…めっちゃ良かった!面白かった!
大袈裟かもしれんが、ガチで2020年最初にして最高の一本に出会えた感ある。
2時間半の長尺があっという間。7000回転のノンストップムービー!
カーレースを、マット・デイモン&クリスチャン・ベールのWキャストで描くだけで期待してましたが、
仮にそんなこと知らなくても問題ナシに楽しめますね。
キホンいちいち説明せずに画で魅せる(想像させる)のも高ポイント。
専門(オタク)的なことを排除して、立派なエンタメに仕上げている。
ぶっちゃけ、男でこれ嫌いなヤツおらんと思います。
映像的な疾走感も勿論ですが、音楽(スコア)もすっごい良かった。
この迫力はぜひ劇場で、なるべく良い環境で味わってほしい。
…すみません、書き足りないのでもう少し(笑)
ストーリー面においてラストが唐突だという意見を見ましたが、
アレは意図的にやってるはずだし、時代背景を伝えるためにも必要だと思います。
(そもそも史実がそうなのだから変えようもない)
レース中の事故死がまったくめずらしくもない時代。
F1だって、セナが事故死するまで同じようなものでした。
そして、そんな危険は現代も当然のようにある。
タイトル詐欺っぽいのはちょっと分かりますけどねw
個人的にフェラーリが悪役ってのはしっくりこなかったけど、
観たらフツーに「やっぱフォードって糞だわ」に落ち着くというw
ただ、フォード2世がGT40に乗せられて感情を爆発させるシーンは泣けたなぁ。
恐怖は勿論ですが、それ以上の歓びや悲しみが伝わってきて。
「知らなかった。知らなかった…父さんに見せてあげたかった」
僕の父も昔レースをやっていて興味を抱いてますので、見せてあげたいと思う。
働き方改革なんて言いますが、現代人(あるいは企業)は攻めることを怖れています。
データや数字がもたらす「安定」は決して悪いことではないですが、
しかし活用するのは“人間”であり、最終的に信じなければならないのもまた人間です。
仕事にしても、趣味にしても。
だからこの世は面白いんだってことを、今一度、心に留めて生きたい。
2020年だろうが、2200年だろうが、不変であると思います。

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