
宇宙いっぱい ありがとう
嗚呼、全ては前に歩く為に。全ては前に進むために。
そう、そう思っているはず。あなたも――
思いの分だけ、たっぷり時間をかけてもいいじゃない。
お待っとさんでございました。
プレ感想より5日、『スター☆トゥインクルプリキュア』第49話(最終話)の感想です。
いわゆる“ロス”って感じはまだありません。
最終回からこっち、作品について考えない日はなかったからね(笑)
ゆえに、これを書き上げた時、なんらかの喪失感を味わうのでしょう。
次の日曜、いつもの時間にキミたちはいないことに。
1年間、本当にきれいな作品だった。
それにふさわしい最終回。
以下、じっくり振り返ります。




再会(出会い)は、躍動する魂
まずはAパートについて。
後日談を挟みながらトントン拍子に進む物語に正直面食らいましたがw
蓋を開ければ、後半用意されたサプライズへの前フリだったという。
でも(だからこそ)、先行して再会を描いたのはスタッフのサービス精神でしょう。
形はどうあれ、この瞬間をみたいファンは多かったのだから。
個人的に、ここではサマーンやらプルンスやらに焦点を当てていきます。
プリキュアたちとの出会いによって、どの惑星でも大なり小なり
プルンスが多忙ながら報われていて本当によかったと思う。
家族(?)にも会えたようだし、正妻(ヤンヤン)も得たようだしw
え?スターパレス?のっけから無能台詞吐いてて逆に安心したわ(飲んどる場合かーっ!!
一方で、謎のY.AOIさん声の美少女は…ま、近いうち語ることになるので。


親父、まさかのラスボス化w
ワムウが石仮面つけて大草原。
史上最もしょーもない理由で父親と戦うプリキュアが誕生した模様(声優的な“格”は十分だがw
ていうか、ガルおじさんのネタキャラっぷりがここにきても加速してて笑うわ。
なんやねんあのドジっ子は…いや、元からそんな扱いかw
(とはいえここでOP5人Verを使うのは燃えた
にしてもまぁ、恒例だった引き継ぎイベントをこうやって消化したのは英断ですよ。
完全にギャグに振り切った夢のような展開はホントに夢だった!
ハチャメチャな展開にも納得いくし、望んだ瞬間も垣間見えたわけだし。
SF的に時間軸を深読みする楽しみもあれば、春映画の設定(タイムリープ)につなげる考えもできる。
大人の事情を上手く片付けつつストーリーに落とし込む名采配。
まさにイマジネーションの賜物。






「やっと、ひかるの夢が叶うのですね」
そんなわけで、エピローグとなるBパート。
ここ数年の流れ的にこうなるのは予想できましたが、
まさか15年後とは…立派に成長したキャラクターの姿になんともいえない気持ちがあふれます。
ひかる→宇宙飛行士
まどか→っロケット開発プロジェクトリーダー
えれな→国際通訳
ユニ→アイワーンとともに環境保護(資源開発)
ララ→宇宙調査員
他4人はなんとなく想像の範疇でしたが、大人ひかるの神秘めいた姿はなんだろうなぁ…
元々賢い子なのは分かってたけど、清らかにカッコイイ女性になったね。
(ビジュアル的な変化でイチバン驚くのはアイワーンですがw
「ひさしぶりに、ララやみんなの夢を見てさ…
プリキュアになって、フワも居て―――いい夢だった」
この台詞もなんだか沁みルン…
逆に「夢」となるくらい長い月日が経ったということですし、Aパートのあやふや感がより強調されている。
親族たちが老けているのもクるものがありますね。
まどかパッパまさかの大勝利wwww勝利っていうか総理wwwww

団長、でっけえ花火を打ち上げる
見ろよ、この憑き物が落ちたような晴れやかな顔をよぉ!
老けるどころかむしろ若返ってますがな!
“疑似家族”が本当の家族として動き出した時、創造と再生がはじまる。
終盤エピソードのインパクトが強かったぶん、欲を言えばもうちょっと掘り下げてほしかったですが。
でも、安易な復活に頼らず、過去を認めた上で前に進んでいく彼らを見られただけで安心しました。
きっとこれからも困難は待ち受けているでしょうが、もう絶望や復讐心に苛まれることはないでしょう。
正しきイマジネーションを得たのだから。プリキュアが、教えてくれたから。
やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。
ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く。


「会いたいな」 「会いたいルン」
みんなに会いたい――――
ここからの畳み掛け(カウントダウン)は細かいこといらないですね。
僅かの間に“これまで”が凝縮されましたし、観返すごとにいろんな気持ちが芽生える。
15年…考えたら、出会う前より離れた後の時間のが長いのか。
あれだけ絶対的だった“ひかララ”より、
ひかるがまどかと仕事を共にした時間や、ララがアイワーンら異星人組と接した時間のほうが長いという。
それでも、何万後年先は遠い未来じゃない。
もちろん、時間の単位じゃないのも承知。
さんざ指摘されてますが、髪型を入れ替えてるのエモいよ。
でもさ、それがなかったとしても、お互いに想ってること伝わるよ。
遥かなプレゼント きみとの記憶が
未来で希望、ちからになる
だから離れても ずっと一緒 大丈夫
きみも同じだといいな




「会いたい」 想いが連れて来る
「会いたい」は ほら、ふれあいで積もる気持ち 未知との遭遇
万感の「キラやば」がすべての答え。
感動の再会を描くよりも、ビジュアルに頼るよりも、
視聴者たちの想像力(イマジネーション)に委ねる―――
テーマどおりの、美しいラストでした。
乗組員の「えっ(素)」って反応はさすがに笑うけどw
なんかもっと悲しくなるかと思ったけど、勇気をもらいました。
眩しさの先に何が見えたか。
ある意味では、もう会えたか会えないも問題ではないんです。
僕にはもう、夢を叶えて笑ってるキミの姿が眩しい。
心ならひとつ さよならはさよならじゃない
以上、長くなってしまいましたが、最終回の感想でした。
まだまだいろんな気持ちが湧いてくるあたり、本当に想像力を掻き立てられる作品ですが。
ぜひともこの物語を見届けた多くの人々が、
自分なりに物語をきちんと消化して、血肉にしていただきたいと思います。
その力はきっと、子どもたちのほうが持っていると信じていますよ。
何故なら、そういう子たちのためにこの作品(アニメ)はあるのだから。
あらためまして、スタッフの皆さま、お疲れさま&ありがとうございましたm(_ _)m
感謝祭に春映画…また出会える機会を楽しみにしております!
◆おまけ

ほんとぉ?(3日で人身事故×3&事件に遭遇

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テーマ:スター☆トゥインクルプリキュア - ジャンル:アニメ・コミック