
「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかった…だな」
迷い立ち止まった時は、この回を観よう。
ここには、過去と未来(アッヴェニーレ)を結ぶよろこびがある。
セレクション第6回は、『ARIA The ANIMATION』より第11話 「その オレンジの日々を・・・」
紛うことなき神回です。
そんな言葉では足りないほど全シリーズでも屈指の出来。
個人的に何度観直したかわかりません。
学生~社会人と環境(立場)が変わるごとに観ますし、
交友関係に変化が起きる際にも観ます。
で、観返すたびに胸が締め付けられるんですよね。
「時間は時にはやさしく、時には残酷にすべてを変えていくものだから」
「きっと本当に楽しいことって、比べるものじゃないのよね」
「今楽しいと思えることは、今がいちばん楽しめるのよ」
後半とかもう名言だけで会話してる。


やっぱりこの回のバルカローレが特に印象的。
原作も素晴らしい内容だと前置きした上ですが、
11話はいわゆる“原作超え”のクオリティだと思います。
作画が丁寧なのはもちろん、アニメならではの音の魔法が強いですね。
晃さんを加えるのも、まさに後発の優というか。
水の三大妖精の過去と、後輩たちの現在。
これらが一層シンクロして見える構成になっています。


ここはもう…ね、何回観ても泣くよね……
灯里の不安や切なさが最高潮に達するタイミングで流れる『シンフォニー』
じっくりと間を作ることで登場人物と視聴者の想いが交わるという…楽曲の名に恥じない名曲・名シーンです。
あえてデフォルメ顔で見送るバランスも最高ですよね。
葉月さんの涙を堪えてるような演技も素晴らしくって。
あらためて、奇跡のようなスタッフ陣で作られたアニメだと思う(恥セ禁
この次のエピソード(1期12話)も最高ですが、さすがに外されそうかな。
一期単位で締め括る役割にもなっていますし、
蒼のカーテンコール(AVVENIRE)にも繋がる珠玉の内容です。
興味のある方は、ぜひ。

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