
カレーめんに始まり、カレーめんに終わる
ふたたび、“体感5分”の世界をご一緒しましょう。
ってわけで、ついに待望の2ndシーズンがやって来ましたよ~
『へやキャン△』から1年近く経ったというのに、なんだかあっという間でしたね。
その印象は、本編においても同様で。
まったく雰囲気を損なわず、魅力をそのままにアップデート。
人間関係の地味な変化の仕方とか、現実とフィクションのバランスとか。
時間を贅沢に使って「日常」を演出しながら、「えっもう終わり?」という体感時間の短さ。
これはもうセンスですよ。まさにワンダー。
1話目にして早くも、成功を予感させるクオリティでございました。


「こんなに美味しかったっけ……」
ロリりん…いい……
まさかいきなりエピソード0的なオリジナルでくるとは驚きましたが、
まったく違和感のないところにスタッフの自信と安心が見える。
一期の展開をなぞりつつ、しまりんだって最初からソツなくこなしてたわけじゃないんだぞと。
あえて手を貸さず遠くから見守る父と、非常食(カレーめん)を入れてくれた母の気遣い。
もはや視聴者すら保護者の目線で楽しめる。
このスタンスが本当に素晴らしいです。
(声のせいでパパりん不穏な予想たてられてて草生えるが)
飯テロ描写(カレーめん)もサブタイの名に恥じないよ。
なでしこより控えめのリズムでいながら、無心で啜る躍動感。
わざとらしくなりすぎない、ギリギリの表現が巧いですよね。


朝日が昇る 私は旅する
こういうので…こういうのがいいんだよ(浄化)
さりげない時間経過を経て、“なでりん”に収束する…完璧じゃあないか。
朝日が昇るとともにBGMも盛り上がっていくのですが、
あえて風景描写を挟んでから二人の会話に移っていくのが流石というか。
「風景の中にキャラクターがいる」と捉える、京極監督の信念が反映されていると思います。
このバランスこそ、この作品を高評価に押し上げている理由の一つ。
年賀状バイトとか学生の時やったなぁ。
外も内も体験したけど、地元の中の地元担当だったせいかさほど苦労しなかった思い出。


背景美術の進化すごい。
特に↑みたいなオール背景なカットは実写か?ってレベルの気合の入れよう。
それだけでなく、川の水の動きや光表現も凝ってます。
BGMも相変わらず素晴らしいですよね(←超重要
前半の本栖湖アレンジも良かったが、新曲もイイ感じだぁ…今回もサントラはマストバイ。

OPについて。
一期とは演出をガラッと変えてきた印象。
やや普通のアニメ寄りにはなりましたが、所々オサレは健在。
曲調もまたアメリカン(?)な感じだし。
(ゆるキャン→ひぐらしとかいうスーパー亜咲花タイムの温度差w)
その中で注目はやはり、綾乃でしょう。
CMにもあったとおり原作でも絶賛交流中ですが、今回アニメ化でも一つのキーパーソン。
こういう気だるげなお姉ちゃんキャラすき。
しかも(CV.黒沢ともよ)とくればもう俺は止まんねぇからよ。

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