
「チャレンジしたいと思った時が 真っ白なスタートです」
たとえ再放送といえども、やはりこの回はリアタイで堪能せねば。
シリーズファンにとってもはや説明は不要でしょう。
週明け夜更し後悔ナシ。結局更新は週末になってしまいましたが、
何度観ても色褪せぬ神(作画)回でした。
内容的にもある意味、3期の中核をなすと思うんですよ。
物語的にはトラゲット3人娘(アトラ・あゆみ・杏)メインですが、
ついに灯里の才能と成長が明るみに出ることで話がグッと前に進む。
その漕ぎ出しに、『ウンディーネ』を流すセンスがまた素晴らしい。
それでいて、最後の「ただいまー!」のあたたかさ。
感覚的でやや言葉にしづらい。だから最高。
ああいう部分に、ヒーリングアニメの真髄があると思ってます。




「私はうんとやわっこくなりたい」
やわらかければどんな形にだってなることができるし、どんなものだって吸収することができるんだから。
終盤のやり取りは、映像・台詞すべてに魅入ってしまいますね。
↑杏の言葉筆頭にどのシーンも眉目秀麗ですが、特にアトラの描き込みに力入ってると思います。
この作品にしてはめずらしく負の感情をぶつけちゃう子なんだけど、その若き苦悩すら美しさと表現しているようで。
当時、『コードギアス』で名を馳せていた千羽由利子みたいな繊細タッチ。
というかキャラ作画は勿論、レイアウトもめっちゃ凝ってますよね。
シリーズが進むごとにゴンドラの大きさがリアルになっていくのですが、それを計算したカットが随所に見られます。

もはやイケメンの領域。
サトジュンをして、「アリシアさんの髪は4話を参考に描くように」作画の基準を変えてしまった。
コンテ・演出・作画。アニメのすべてを表現した男、井上英紀神。
あらためて、圧巻の仕事でございました。

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