
「もうすぐここにも春が来るんだ」
からの『はるのとなり』という自然な流れ。シブイねェ…まったくおたくシブイぜ。
クライマックス(伊豆キャン)へ向けて、まさに用意周到な出来栄えではないでしょうか。
旅の前の準備ってなんなら旅そのものより楽しいと思いますし、
そこまで丁寧に描いてこそ視聴者もわくわくする。
監督が直々にコンテ切ってるあたり、制作側も似た気持ちじゃないかと。
深夜ツーリング(後述)が魅せ場なのは勿論として、
現代的なやり取り(SNS)を通さない秘密漏洩が起きるのいいよねw
GPS付けてるとか姉と関係持ってるとか散々な言われようで草。
ハッピーバースデーなでしこ。ハッピーバースデー犬子。
ハッピーバースデー平八郎。


「まさかリンと走れる日がくるとは 思ってもみなかったよ」
今週一番の名シーン。
あったかくてちょっと涙が出そうなくらい。
富士山横目に走るシーンから音響の演技(雰囲気)が素晴らしかった。
極めつけは、上記おじいちゃんの一言ですよ。
それまでのクールさから変わって、ほころんだ笑顔。
特に「思ってもみなかったよ」の言い方がすごく嬉しさと満足が伝わってきて…
やっぱ大塚明夫って凄いわ。大御所の大御所たる所以。
まぁ実際、こんな孫がいたらかわいくてしかたないだろうな~
ただでさえかわいいのに趣味も共有できるわけだし。
表情も最近豊かになってきてるし。
オトナがちゃんとオトナしてると作品に深みが出ます。
そこが本作がいわゆる日常系でも一線を画す部分かもしれない。

てかこの一家、ホント画面からいい声しかしねーな!
ママリンはなんかこう…ビジュアルもなんだけど、声の若さ&色気の両立がおそろしい。
アイちゃん(ARIA)と同じ人だと思えんもの。
パパリン?パパリンだってこれ以上ないくらいイケボだよ。
「やっぱり厄介だよ…あの志摩」とか言いそうに感じるのは視聴者側の勝手なイメージなんだ。

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