
「ちょっと嬉しいだけだよ」
出会いと別れを繰り返しながら、時の輪はきょうも回り続ける――
というわけで、最終回です。
原作ラスト2話を1本にまとめているので当然ながら“濃い”のですが、
それでいて、詰め込みを感じさせないのが流石というべきか。
実は最終回付近って、近年になってようやく消化できた感あるんですよね。
本放送時はいろんな気持ちが駆け巡って、ある意味、画面を観てなかった。
単行本が待てなくて、本誌(ブレイド)で覚悟を決めたにもかかわらず。
でも、それだけに。
物語同様、このメディアミックスの着地は本当に綺麗でしたし。
その先の未来(AVVENIRE)に出逢えたことはまさしく奇跡だと思います。




「大丈夫。これから今が始まるんだから」
灯里とアリシアによる痛みの共有は、辛いんだけどとても勇気を貰える場面だと思います。
この辺はね、文字にするより感覚的なモノで捉えたい。
引退セレモニーは映像化で規模の大きさがさらに際立ちますが、
その直前、ARIAカンパニーを振り返るアリシアさんの表情が秀逸。
12話に続く、『横顔』もドンピシャです。
一期終盤もそうだったけど、挿入歌の二連発ってくどくなる危険性もあるのに
両方ともシーンに合ってるって凄いことですよね。
それでいて、最後はきっちり『ウンディーネ』で締める。
この終りがあるから、『AVVENIRE』の始まりで僕らは泣くわけですよ。
「この道の先に待っている、みんなの素敵な未来に出逢いたいです」
過去の幻影を振り払った灯里の表情に一点の曇りなし。
だって、あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかった。
明日の自分は、今日の自分よりもっともっと輝いているはずだから。


狂おしいほどすき。
素晴らしい予習(復習)ができましたので、次回はようやく『CREPUSCOLO』について取り上げます。
4月新番に流されぬように。
今度は3ヵ月かけないよ(笑)

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