
伝家の宝刀「10年後―」
絢辻詞編、完結。
まさかもう一度ラブリー方式でくるとは思いませんでしたが、物語自体は綺麗にまとまっていて大満足の出来です。
(冗談抜きに)絢辻さんは裏表のない素敵な人です!

さて、いよいよ絢辻編も最終章です。
楽しみにしていたせいか、なんだかこの1週間はいつもより長く感じましたw
入念な準備の甲斐もあって全てが万事順調に進む創設祭ですが、橘さんにとって気になるのはやはり前回から再び人が変わってしまったような絢辻さんの様子。
驚きの白さで周囲に溶け込む絢辻さんの態度は、黒辻さんに調教されてきた紳士としてはどこか物足りない・・・・俺もそうだよ(便乗)
前回のいざこざなどなかったかのように例の3人娘たちとも仲良くなっていく絢辻さんですが・・・なんかもう違和感が凄いというか。
とある少年だけが純粋な心ゆえに本性を感じ取ったのか逃げてしまいましたけどねw
あ、でもサンタ辻さんは素晴らしいと思います(力説)
というか三人組の出番が意外と多かったですw

「よ・ろ・し・く・ネ♪」
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
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「結局お前が出るんかい!」とツッコミたくなりますが、ラブリー先輩は最後までラブリーでした。
先にコレがこなかったらサンタ辻さんの破壊力はより強力だったのに・・・・w
それにしてもこのサンタコンテスト、出来レースすぎる。

梅原△
相変わらず梅原は良いヤツだなぁ。
正直この性格なら橘さんよりモテても可笑しくない気がしますが、そこはそれ。
あまり報われないキャラを演じるのは主人公の親友キャラのお約束であります。
絢辻編と題しておりますが、今回は作品の締めくくりでもあるので脇役にも少しスポットが当たっているのがいいですね。
だからこそ後半の前期OPにのせて流れる各キャラの日常を感慨深い思いでみることができました。

「よかった・・・・僕の好きな絢辻さんが、ちゃんといた」
今の絢辻さんも好きだけど、前の(ドSな)絢辻さんも同じくらい好き。
だから黒辻さんカムバック!と告白する橘さん。
それに対する絢辻さんの返事は掌底からニーキックというまさかのコンボ攻撃!?
え、なにこのキレのある動きは・・・・?
これは確かにあわよくば変態行為に及ぼうとしていた(推測)橘さんもさすがに突け入る隙がないです。
しかしおかげで自分を解放できた絢辻さんはありのままの姿に戻ることができました。
おかえりなさい黒辻さん。僕は何も見ていませんでしたよ(ニッコリ
先生の粋な計らいも地味に良かったですね。
てっきり只の飲んだくれキャラで終わると思ってましたw

「それって契約――――?」
「ううん、約束――――」
本当の自分をさらけ出した絢辻さんは幼少時代からの夢を告白。ロリ辻さんもイイネ
クリスマスイヴにみんなに幸せをプレゼントしたかったという絢辻さんに「僕のことも幸せにして欲しい」と逆告白する橘さんに不覚にもワロタ。
「私も橘くんのこと好きよ。もう絶対に離さない」
表の自分も裏の自分も認めてくれた橘さんに今度こそちゃんとした返事を返す絢辻さん。
そもそも絢辻さんには裏表なんか元々なかったのかもしれませんね。
そう考えると例の「絢辻さんは裏表のない素敵な人です」というのもわりと核心を突く言葉だったのかも。
挿入歌(前期OP)とともに爽やかに流れていく各キャラの日常―――
良いエンディングでした・・・・!

!?
と思ったら、またこのパターンww
流れ的には不思議じゃないけど、どうしても「10年後―」のテロップが出るだけで吹いてしまいます。

とはいえ、終り方自体はこれ以上ないほど幸せなエンディングでしたね。
娘辻さんにも恵まれて橘さんが勝ち組すぎます。
あまりに綺麗に終わりすぎたために人によっては最後の「メリークリスマス!」とか煽りにみえるかもしれませんねw
どれ、壁殴りのバイトでも始めてみようか・・・・
ただEDは別になくてもよかったんじゃないかな。
せっかく明るいオチだったのに何故しんみりしたED曲で終わるのかと。
どうしてもこの枠での特別EDは許されないみたいですね。
許されるギアスが欲しいです。
10年後に始まり10年後に終わった本作ですが、この絢辻編はこれまでの集大成といってもいい出来だったと思います。
正直Aパートが終わった時点では完全に尺がたりないかと思ったのですが、よくぞあそこまで綺麗に風呂敷をたためたと拍手したいくらいです。
ただまぁその分多少展開が強引になったのは否めませんけどね。
結局姉辻さんとの確執とか手帳とか完全スルーですし・・・・
知りたければエビコレ買えということですねわかりますわかりました。
当初は森島はるか編だけで切ろうかと思っていた本作も気付けば全話感想を書いていました。
恋愛系アニメは食傷気味だったのにここまで観続けることができたのは、やはりこの作品が他とは一線を画す魅力を備えていたからかもしれません(具体的にナニが、とはあえて書きませんがw
オムニバス形式ではありましたが、最後に満を持して「絢辻詞」という魅力あるヒロインを持ってきたこともスタッフさんの意気込みを感じられて良かったですね。
正真正銘「良い最終回」でした。
見てくださった皆さま、ありがとうございましたm(__)m
・・・・と思ったら次回まだあるんですねw
どうやら番外編という位置づけみたいですが、ここまできたら最後まで付き合いましょう。