
この素晴らしい星に祝福を
今週は月曜日から自宅待機しております<挨拶
と書けば大体わかるでしょうが(苦笑
まぁ自分的には悪い結果も出てないのが救いですかねぇ。
そんなわけで、逆にこれ幸いとばかりに読書・映像関係を消化していますが、
昨年末から触れていきたかった話題にも…ってことで、今回はARIAです。
遡ること公開初日、いつものチネチッタ(LIVE ZOUND)で鑑賞いたしました。
名前からも分かるとおり、この映画館が内包されている「ラ チッタデッラ」はイタリアモチーフの複合施設でして。
残念ながらキャンペーン(近接レストランとのコラボ)は機会が合わなかったのですが、
本作を観るにあたって、これまで以上に有効な雰囲気作りを演出してくれました。
(天野先生も観にいらっしゃったみたいですね)
前回の感想はこちらをどうぞ。
結論から申しますと、今作も間違いなく『ARIA』でした。
いや、何を当たり前のことをと思うでしょうが、これがホントに難しいのよ。
基本的にはだいぶ前の作品ですし。スタッフ(制作環境)だって変わってるわけですし。
でも、前作(CREPUSCORO)から良い意味で印象が変わらない。
心から“続き”を実感できる。
この『BENEDIZIONE』はいわゆる姫屋編と位置づけられていますが、
内容としてはこれ以上ないほど完璧だと思います。
原作を補完しながら新しい側面を見せてくれるし、
台詞の重みであったり、主軸のブレなさだったり…
作品が一度完結しているからこそ味わえる強みがあります。
これはやっぱり、「映画」という形で上映するとなると勇気いると思うんですよ。
だからこそ、客層が自分と同じかそれ以上の方が多かったのを見てちょっと嬉しかった(笑)
あぁ、ここにいる人はみんな“あの頃”から追ってる人たちなのかなぁって。
「さみしさも せつなさもない あたたかさだけがありました」
鑑賞後に呟いた恥ずかしい台詞ですが、
この三部作は、観るほどに涙は出ず、観るたびに前向きな気持ちになった。
それは自分が、灯里たちと同じく歩みを進められているからだと信じたいし、
それ故に、藍華の変わりゆくこと(終わるもの)を否定しない力強さと、未来に対する決意に共感できた。
そもそも「三部作」と書きましたが、
個人的には、『AVVENIRE』~『BENEDIZIONE』で一本の作品とは捉えてないです。
灯里(ARIAカンパニー)の物語は本編で描き切ってると思いますし、
『AVVENIRE』はシリーズ全体の「感謝作」という印象が強い。
その上で、後2作で贅沢なカーテンコールを演ってくれてるのではないかと。
そんな解釈をしつつ、でも、最後は灯里のモノローグで〆てくれた。
色紙の中身もね、なんか開ける前から予感があった。
まさにBENEDIZIONE(祝福)だと、十分満足しています。

公開前にもちろん買った、主題歌&サントラ。
『AVVENIRE』で「ウンディーネ」のイントロが流れた時、
今後も塗り替えられそうにない、自分史上最短で映画館で泣いた。
まさか再びユイマキノの歌声を、新曲も交えて聴けるとは思いませんでしたが。
でも、今回は泣かなかったよ。その代わり、深い満足があったよ。
むしろ涙ぐむという意味では、サントラの方がやばかったですね。
これこそホントに再会できると思いませんでしたから。
晃さんとの鬼ごっこはまさかARIAであんなアクションが見られるとは思いませんでしたし、
音楽的アプローチもすごい新鮮でした。
「泣きたくなるほど幸福な音楽、13年ぶりの再会」 あらためて素敵すぎるフレーズだと思います。
映像的にも、伊東葉子さん(キャラデザ)のこだわりが随所にみられて良かったですね。
正直、原作再現と分かっていても音地さんあたりのバランスが好きだったので
なかなか違和感が拭えなかったのですが、今回は自分の中でもすごくマッチしたと思う(特に過去回想とか
井上英紀さんが原画クレジットされてたのも嬉しかったなぁ。

にほんブログ村 ←押していただけると、それはとっても嬉しいなって
スポンサーサイト