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それでも町は廻っている
地味にお気に入りだった本作品もとうとう最終回ですね。
原作を尊重しつつアニメならではの演出がプラスされた( ;∀;) イイハナシダッタナー
今回のお話は原作2巻に収録されているエピソード。
アニメ版の最終回に持ってくるとしたらこの話しかないと思いましたが、やはりこの話を2巻目にして描くというのがスゴイ。
おかげで時系列がだいぶ初期に戻って紺先輩とたっつんの確執とかが白々しいものにみえますがw
放心状態の歩鳥にフエあげる紺先輩が面白い。
なんかもう可愛いよコンチクショウ!

改造してしまった万年筆を買い直すため、賞金目当てにミステリ賞に作品を投稿する歩鳥。
女子高生の頭部切断死体だと・・・・!?
「アマガミ」に続いて「それ町」も裏番組(屍鬼)に対抗しはじめたか・・・・(もう終わりですけどw
なぜか満面の笑みの紺先輩に狂気を感じる。
しかしこの「ゼリー島殺人事件」ですが、あらすじ聞いただけでもいろいろとテンプレすぎて笑えますねw
これでは世のプロの選考員の目は誤魔化せないでしょう。
あーでもポプラ社だったら案外大賞とれちゃったりするかもしれませんね(ニッコリ

失意の歩鳥はトラックに轢かれてまさかのあの世行き。
ヨハネやる気なさすぎワロタ。
そんなこんなで辿り着いてしまったあの世ですが、なんともお役所仕事な場所でございます。
天国なのに夢も希望もないというか、たしかに「たどり着くのは 涅槃じゃねぇ」ですねw

「神さま、歩鳥をかえしてくれ!アイツはまだ16年しか生きてねぇんだ!それくらいアンタできるんだろぉ!!」
下界を覗くことのできるカメラ(100円)で自分がいなくなったあとの皆の反応をみる歩鳥。
強がるものの思っていた以上に自分が愛されていたことを知って「もっと生きていたかった」と涙するのでした・・・・
人の価値とはその人が死んだときにわかる――――
このシーンは各キャラ一人ひとりの演出が素晴らしかったですね。
商店街メンツの怒りとか、森秋や警官の目に涙が溜まっているのが一瞬映るカットとか。
原作ではもう少し淡々と描いていましたが、この盛り上げ方もアニメーションとしてはまさしく「最終回」の演出で良い追加シーンだったと思います。
老人の涙は卑怯だ・・・・
しかし結局身体が無事だったので生き返ることができましたw
ありがち、そしてお約束。
でも下界に降りるための部屋が死刑場かなにかにしかみえないw

「心配したぞ、バーカ!」
元気な歩鳥をみて思わず安堵の涙を流す紺先輩がホントかわいい。
原作通りとはいえ最終回がこの二人の組み合わせで話が終わるのはどうみたって俺得ですね。
ありがとうございました。
歩鳥父の「お前は3400円だ」の台詞もあの取り乱した描写があるととても微笑ましく感じますよね。
結構好きなシーンです。
それにしても歩鳥はなんで心霊写真を自分の手に乗っけてしまったんでしょうね?アホの子w
「町。そこは人が集い、生まれ、育ち、そして天寿を全うするところ。
しかし神の不注意か、時としてその営みの乱れるものもいる。
それでも―――、それでも町は廻っている」
最終回らしい、綺麗なオチでしたね。
人々の温かさとそんな日常とは少しかけ離れた展開が混ざった「それ町」らしいエピソードでした。
こうなると後日談にあたる入院話もやってほしかったですが、それは視聴者の応援次第ですかね?w
そうでなくてもアニメでみたいエピソードはまだまだあるので、できれば二期やってほしいなぁ。
「まりあ✝ほりっく」だってやるんだから「それ町」だって可能なはず!
放送終了まで待てずに原作を買ってしまったほど「面白い」と感じた作品でしたが、なによりシャフト制作のアニメを完走したのは本当に久しぶりでした。
「ぱにぽにだっしゅ!」以来かな?「化物語」は配信された話はみてないし・・・
まぁ素材をしっかり活かすことができるのならば制作会社は関係ないのかもしれませんね。
歩鳥のお馬鹿なところも微笑ましかったですが、キャラクターではやはり紺先輩がお気に入りでしたね。
中の人も新人さんとは思えないほど役にマッチしていたと思います。
これを機に活躍の幅を広げてもらいたいですね。
スタッフはじめTB等でお世話になったみなさま、ありがとうございました。
それにしても今期のアニメは終わり方含めて豊作が多くてなによりです。
テーマ:それでも町は廻っている - ジャンル:アニメ・コミック