
声変わり―――魔の変声期
やたら緊張感のある回想シーンもなく今回はどこかコメディ色の強いお話でしたね。
だけどその中に感じる生々しさ、青春の苦み。
やはりこの作品、今期のイチオシです。
クラスでは文化祭の準備が始まり、1年3組では多数決の結果、さおりの提案した“男子が女子の役を、女子が男子の役を演じる”ことになる「倒錯劇」が出し物に決定。
よしのの勧めで、修一は劇の脚本を書きはじめるが、同じく脚本を書いてきていたさおりと、担任の税所先生の提案で共同脚本作業をすることに。
一方、バスケ部の顧問から、ブラジャーをつけてくるように言われたよしのは、自分の身体の変化に戸惑いを隠せずにいた。(公式サイトより)

キャラクターそれぞれの事情に感情移入できるかは置いといて、相変わらず思春期の少年少女の揺れ動く心を上手く描いているなぁと感心してしまう出来ですね。
冒頭でも書きましたが、今回はギャグっぽいシーンが多いのですがそれだって一歩間違えば当事者が傷つく場合もあるわけですからね。
ギャグという表現自体、冷静に考えれば誰かが被害をこうむるものということもできますし。
そういう人の心の繊細な部分も含めて非常に見応えのある作品だと思います。
ブラについては自分は男なので言及はしないことにして(笑)
「声変わり」については誰しも経験することであるので、自分の例にあてはめて色々と考えを巡らせてみたり。
自分は中学2年くらいまではまだ高い声が出せましたね。
卒業するころにはめっきり低くなってしまいましたが、なにより好きだった音楽の授業でまともに声が出せなくなったのが非常に辛かったのをよく憶えています。
まぁ低い声は低い声で不思議とたまに褒められたりすることもありますが、個人的には高い声が出る友人等が羨ましく思えたりすることもありますね。
それはともかく、だから似鳥たちの戸惑いもなんとなく分かるような気がします。
まぁ誠がやけに必死な様子だったのは笑えましたけどねw
というか当初は似鳥の心理にかるく引いてたりもしましたが、よく見ると誠のほうがなんか生々しいキモさがありますね。
てっきり主人公に理解ある親友キャラかと思ったらコイツまで女の子願望があったとは・・・・
色々な意味でブレてないキャラといえばやはり千葉さんでしょうか。
相変わらずキツい性格の持ち主ですが、こういうキャラの存在は物語にとって良いアクセントになりますね。
「変なことしないから」は普通男の台詞だろうw
似鳥と脚本を担当することで再び気持ちがどう動いていくのか注目ですね。
「上手くいきそうな気がしてきた」・・・・せやろか?
ちなみに今回の真穂の声、1話の時よりもえらく中の人の我が出ているような気がしたのは気のせいでしょうか(笑)
演技のというより素の状態での喋りに近いというか・・・・単に自分が奈々さんファンで気にしすぎてるだけですかね。
「高槻さんの背中にも・・・・あった」
高槻さんのブラに気づきややションボリとする似鳥。
直前のブラ線みえて喜ぶ男子生徒と比較して、似鳥の戸惑いとちょっとの気持ち悪さが伝わってくる単純に爽やかとは言い切れないオチでした。
しかし、だからこそ面白い。
ちょっと前に原作を4巻まで買ってみたのですが、未だにビニールすら破いてないんですよね。
変な先入観を持たないためにこのままアニメが終わるまで放置しておくか、それとも設定理解のために“小学生編”にあたるところまでは読むべきか。
現在思案中です。

佐々ちゃんマジ天使(そして苦労人
殺伐とした状況でのリアクションがいちいち可愛くてちょっと癒される。
・・・・本人的には気苦労が絶えず堪ったものではないですけどw