
「やはりお前は、心がゼロ時間に囚われている―――――」
なんというNTR展開。
つくづく夕方に流す内容ではないなと思いつつも重要な設定が明らかになる「STAR DRIVER 輝きのタクト」第20話の感想。
とりあえずヘッドがどうしようもなくアレな人だということは分かった(笑)

なにやってだこいつ
OP明けからいきなりワコさんの裸を覗き見てニヤケ面を浮かべるキャメルスター。
度々出てくるカラスの正体はやっぱりコイツでした。
恵まれた第一フェーズの力をこんないやらしいことに使うなんて・・・・
まったくけしからん輩だよ!サンキューギンタ(ぇ

「俺の名前はツナシ・トキオ。キミは?」
普通に「ツナシ」っていっちゃったーーーー!!
カタシロによる過去の回想。
婚約者であるソラと微妙な関係を築くさなか、島にやってきたトキオという男の描く画に魅せられたことで彼ら三人の運命は大きく揺れ動く。
ヘッドの正体についてはそんなに大袈裟な演出はしてこないと思いましたが、それにしてもえらくアッサリとタクトの父親であることが判明しましたね。
予想しやすいのでそれは重要でないということか。
あの声で「○○はいいねぇ」って台詞を聞くと某キャラを思い浮かべてしまうのはご愛嬌(笑)
しかし昔のカタシロさんイケメンだなぁ(今も渋カッコいいですが
前髪がタクトに似ている気がしますが・・・・さすがに考えすぎか。

「なぜヘッドはキミの封印を解かないのかな。ひが日死の巫女さん?」
情報収集に勤しむかたわら、私生活でもケイトの正体にあたりをつけ揺さぶってこようとするギンタ。
しかし当のケイトはそれを涼しい顔で受け流す。
ギンタさんてば知的かつアクティヴな人なんですね(棒
久しぶりに「綺羅星☆」のやり取りがみられたのは良かったですが相変わらずシュールな光景ですw
巫女であると突きとめられたわりにはケイトの反応は冷静でしたね。
あらかじめ予測済みなのか、それともバレ自体は大して問題ではないのか。
「隠し事は自分が思ってるよりバレてるものなのね」
とりあえず保険医には(遅い)青春を謳歌してもらいたいと思う(笑)

「お前は本当に彼女を愛しているのか」
再び回想。
カタシロの想いをよそにトキオとソラは次第にその関係を強めていき、やがてトキオは後の十字団なる組織の存在を突きとめ野望を抱く・・・・
一言でいってしまえば「これは酷いNTR展開」なわけですが。
不器用な男の一つの末路とはいえ、さすがにカタシロさんが可哀そうだなぁ・・・・
彼の第1フェーズは透視(?)のようですが、見たくないものが見えてしまうのは必ずし良い能力とはいえませんね。
そのうえ見ないよう務めたら目そのものが潰れたとかまったく災難すぎる話。
カタシロの周りにキャンバスがどんどん増えていく演出は素晴らしいですね。
ソラの画が増えていく=心を浸食されていく、といった感じで下手に“そういう”描写を見せられるよりもよっぽどキツいです。
カタシロ「お前ら、満足か?こんな展開で・・・・俺は嫌だね」

「今日から俺はトキオじゃない。ミヤビ・レイジだ」
どこで知りあったのかマキバ=シンゴからシルシを譲ってもらえるよう取り付けたトキオ。
名前も変えて心機一転、野望を推し進めます。
この妙にイチャついた雰囲気のシンゴが男である必要性がどこに・・・・
なにこれサービス?サービスなの?
「ミヤビ・レイジ」の名前の由来はやはり雅号からきているんですかね?
前のシーンで「未来の名前」とかいってましたし。
それにしてもヘッドが島にきた当時は十字団らしき組織の存在はあっても今みたいにお笑い要素の強いコスチューム等はなかったようですね。
いったい何がどうしてこの回想でカタシロがビキニパンツの上に全身タイツを履く変態になるのか。
やっぱり気が触れちゃったのか・・・・(つД`)

場面は現代へ――――
ハブに乗り移ったギンタ(キャメルスター)はタクトを攻撃。
毒で弱らせたところでゼロ時間に呼び出して一気に叩こうと画策。
登場シーンのやる気ない動きにワロタ。
清々しいほど卑怯なキャラ――――、だがそれが小者ぶりにいっそう拍車をかけていると彼はまだ知らない。
反対に迷わず毒を吸い出そうとするケイトはカッコいいですね。
放っておけば十字団にとって有利なのは間違いないのに。
あのシーンにおいては“イヴローニュ”である前に“ニチ・ケイト”であるということなのでしょう。
調子悪いのに華麗にバク宙を決めるタクトさんマジ銀河美少年(名乗りやらなかったけど

「仲間割れか!?」
タウバーンを押さえてワコの封印を解こうとするキャメルスター。
しかしそれを良しとしないニードルスターが戦いに介入し、思わぬ展開に。
ニードルスター△
王の柱も通用しなくなったしますますスガタの置物感が強まったな・・・・
というのはさておき、ギメロックの分離機能はロマンがあります。
最近の戦闘はメカのギミックが凝っているので嬉しい限り(瞬殺されることに変わりないけどね!
というかサイバディって別に1対1じゃなくてもいいのか・・・・
十字団の皆さん、一斉にかかればタウバーン余裕で倒せるんじゃないですか?
作画スタッフ「やめてください死んでしまいます」

「イッツ・ア・チャーーーーーーーーンスッッ!!」
はい、後はお決まりいつもの流れでした。
予想通りの“かませ”をありがとうキャメルスター。
arasan作画も絶好調でした。
まぁでも今回はニードルスターの騎士道精神のおかげといったほうがいいかもしれませんね。
なるほど「貴介公子」ってこういうことだったのか!

結局シルシを譲り渡すはずだったシンゴは眠りについてしまい、カタシロが代わりにシルシをヘッドに譲ることに。
完全に捨てられた状態になったソラはようやくカタシロの想いを知るも、もはや何もかもが遅すぎて・・・・・
子どもを身ごもっていた彼女は島を出て、その後行方知らずとなるのでした。
そして時は流れ、彼女の息子が島に訪れる。
手にはカタシロがソラに渡した、あの懐中時計を持って―――――
「どうしても思いだせないんだ・・・ソラはいつこの島からいなくなったんだ?」
ヘッドの見た目が変わらないのは心が囚われているからなんですかね?
↑の台詞は記憶の欠落というよりは野望以外のことに眼中になかったヘッドの閉じた心を表しているようにもみえましたが・・・・
あと狙ったかどうかは別として「心が囚われている→♪心までは奪えない」の流れは上手いと思った。
そんなわけで、いつもよりちょっと長め?な感想になってしまいましたが。
それだけ濃い内容であったということですね。
気づけばもう20話。たしかに物語も風呂敷をたたむ時期に差し掛かってきたといえましょう。
結局、全ての元凶はヘッドにあったということである意味ではラスボスに相応しくなったのではないでしょうか。
頭の中は野心と保身でいっぱい!
ハッキリ言って相当な屑だと思いますが、だからこそ悪役には適しているでしょう(笑)
ソラもソラで見る目がないなぁ・・・というか子ども置き去りにして失踪するのもどうかと。
無邪気に戯れる三人(タクト・スガタ・ワコ)をみる現在のカタシロの視線が切ないですね。
まんま昔の自分たちと重なるわけですから。
さて、なかなかハードな展開でしたが次回予告↓

なにこれラーゼフォン?(ボンズ的な意味で
なんかまた凄い展開になりそう。
サカナちゃんの姿が映っていたのにも注目です!
それにしても今回みたいな重い話のあとに「リビドーなお年頃」なんてサブタイ付けるこの作品が好きだぜ(笑)
君の銀河は もう輝いている
テーマ:STAR DRIVER 輝きのタクト - ジャンル:アニメ・コミック