
「僕は・・・・ジュリエット」
そして文化祭、倒錯劇の幕が上がる――――
先週は華麗にスルーしてしまいましたので2週間ぶりの「放浪息子」第6話の感想。
最近の二鳥ンが主人公として空気な件について。
いよいよ待ちに待った文化祭の当日。修一たちのクラスは劇の準備に大忙し。ジュリエットに扮した誠は、ロミオの衣装を見事に着こなすさおりに対して、自分に自信が持てずにいた。
本番が刻一刻と迫る中、緊張を紛らわすためにみんなでお化け屋敷に入ったり、人気モデルの麻衣子ちゃんが来ていることが分かって大騒ぎになったり、ユキさんやしーちゃんも見学に来たりと、賑わいを見せる文化祭。
そして、ついに1年3組の倒錯劇『ロミオとジュリエット』の幕が上がって――。(公式サイトより)

「僕たちも叫ぼう!」
なんという迷惑な客w
度胸試しにはならなかったけどマコちゃんにとってこのお化け屋敷での出来事はいくらか心が軽くなったのではないでしょうかね。
他に適役がいるのに自分なんかが本当にジュリエットで良いのだろうか・・・・彼の葛藤は推して知るべし。
周りの人々が目の前で「二鳥くんじゃないの?」と口々に尋ねるのもツラいでしょうね。
こうやって外から締め付けられていく方が悪意もない分、よけいに。
???「う"う”にィ~・・・コラぁアアアアア~!!」
屋上の人「キャアアアアアアアアアアアアアアアア」

災い転じて―――――
かくして1年3組の倒錯劇『ロミオとジュリエット』開幕。
それは姫が姫らしく振舞わない、王子が王子らしく振舞わない、そんな二人の物語―――――
緊張のあまり初っ端からまったく声が出ないマコちゃんでしたが、機転を利かせて場の流れを笑いに変えたのは見事。
本人的には不本意かもしれませんが結果的に劇は成功を収めたわけですしね。
というか千葉さんがあらゆる面でカッコよすぎるだろ・・・・もう実質チッバ主人公やなというくらいに。
馬に跨るささちゃんマジさささささ(天使の意
裏方では先生のリアクションがいちいち面白かったですね。
何もしてないのに緊張しすぎでしょうwと。
税所先生「本当にお前さんたちはねぇ!強い侍になった!(感涙」
ちなみに余談ですが、僕は「ロミオとジュリエット」はまったく“悲劇”とは思わないんですよね。
世間知らずの王子と姫が勝手に燃え上がった、どちらかというと“喜劇”の印象を受けます。
え、GONZO版「ロミジュリ」?・・・・医者が死ぬあたりまでは本当面白かったよね・・・・(遠い目

文化祭終了後、マコちゃんへの気遣いをみせる千葉さん。
てっきりいらないもの押し付けただけかと思いきや、なんというぐう聖。
しかし個人的にはこのシーンはマコちゃんを祝福する気持ちよりも「反吐眼鏡ざまぁぁぁm9(^Д^)」の気持ちの方が強かったのは内緒ですw
でも二宮ってそれほど嫌いなヤツでもないんですよね。
元から憎まれ役を務めるためのキャラなのは明らかですし、二鳥たちに対する反応もまぁわりと常識的な所もあると思います。
なにせこの物語の登場人物は“普通じゃない”人たちが多すぎですから(苦笑
今回もEDへの流れが綺麗なお話でした。
文化祭ならではのあの意味もなくワクワクする感じがとても良く再現されていたと思います。
なかでも倒錯劇ステージ上の張り詰めた緊張感は素晴らしかったですね。
マコちゃんの中の人の声の震えっぷりがリアルだ。
自分も中学の文化祭では劇をやったのですが、あの時演じた役柄を思い出して少し楽しい気持ちになりました。
今期アニメの中で“動”の先端を行く作品が「まどか」であるとすれば「放浪息子」は“静”の極点に位置する作品のような気もします。
個人的にもっと脚光を浴びてもいいのではないかと思いますが・・・・地味な良作が埋もれていくのも今のアニメ界らしいといえますね。

そんなことより次回は赤面安那ちゃんがくるぞおおおおおおお!!
これは見逃せないね(ニッコリ