
鳴り響け、私のビート!
エレンの懺悔・決意表明の「スイートプリキュア♪」第23話の感想。
“涙は世界で一番ちいさな海”とはアンデルセンの言。夕日に向かって叫ぶとかベタだけど熱い。
(アホ毛が鳴るとは)知らなかった。

「お姉ちゃんにもホントはいるんでしょ?
大好きな人、大好きになりたい人」
前半は、未だ心のわだかまりが解けないエレンが父親と喧嘩した少年マモルとの出会いを通して
徐々に己が心の在り方について気付いていくお話。
マモルの声は折笠愛さん。ハトプリに続き、連続での「プリキュア」シリーズ出演ですね。
ダブル折笠なキャスティングは狙ったのだろうか?w
相変わらずこの人が演じる少年役は妙な色気を感じて良い。
「離れていても心は繋がってる」という響たちの主張を即否定するエレン。
そんな彼女の心の動きも注目なのですが、このシーンは何も言わずエレンを見つめるハミィが印象的。
この天然子猫ちゃんは普段は大松ばりに空気が読めないくせに妙に悟りきったところがあるから困る(笑)
あと細かい話だけど、「エレン」か「セイレーン」呼称をどっちかに統一した方が良いんじゃないだろうか。
そりゃハミィにとってはセイレーンの呼び名以外選択肢はないと思うけれど、
前回本人がその呼び方をやめろと言ってるしねえ・・・・(裏を返せばハミィにだけは許可するってことだけど

守りたいもののために全力でがんばる、力を合わせる
それこそが、プリキュア―――――
あたたかムードに水を差すように現れたトリオ・ザ・マイナーたち。
すげえぜ、立派に悪役演じてる!(笑)
悲しみに暮れるマモルたちの様子を見て心痛めるエレンですが、自分の今までの悪行を思い出し変身する覚悟ができず。
しかしハミィの静かな語りかけにより、遂に最後の殻を破る決意をする。
「セイレーンはいま、どうしたいニャ?」
「私は――――、プリキュアになりたい!」

「心のビートはもう、とめられないわ」
覚悟完了したビートさんかっけぇ・・・・と思ったけどアホ毛ビィーンには吹かざるをえない。
"髪が鳴る"とか斬新すぎるだろ。まさしく“この発想はなかった”といえるw
そんなカッコイイんだか笑えるんだかリアクションに困る決めシーンですが
戦闘シーンの内容はすごく良かったと思います。
作画的にも勢いあって結構ですが、なにより中身がありますよね。
序盤のスイプリの戦闘シーンはかなりオマケ感が強かったので最近の傾向には目を見張るものがあります。
っとそうそう、アホ毛以外に笑ってしまったのがもう一点あったんだった。それは・・・↓

必殺!トリプルマイナーボンバー
なんか唐突に必殺技キター!w
うわぁ・・・これは完全に超級覇王電影弾ですね・・・
せっかく初めて三馬鹿が戦闘シーンを披露したというものの
さすがにこのタイミングではビートの活躍にアッサリ打ち消されるのがオチです。
でもコレを機に彼らも本格的に傍観者から脱却かな?
バスドラさんはともかく、他の二人はもっと個性アピールしていかないとね・・・

「でも、守るから。心の絆を守っていくから―――――!」
だから、ごめんなさい。・・・・ありがとう
「ありがとう」と「ごめんなさい」
捻りのない単純な言葉だけど、ゆえにスッーと心に響く。それ一番言われてるから(納得)
なんか見ていて恥ずかしいくらい王道的なシナリオだと思ったら脚本が米村先生だったでござる。
できればこういう展開を初バンク披露回でやれたらいいと思うんだけど、
それだと逆に1話で纏めるのは難しくなってしまいますかね。
感動的な流れではありますが、個人的にはせっちゃんの例があるためかね
ついそれと比較してしまったというのが正直なところ。
とはいえ、今度こそようやくエレンは本当にプリキュアの仲間入りを果たしたといえるでしょう。
不意に美味しいとこ持っていく音吉さんにはもう何も驚かなくなってきたよ(笑)
高橋さん作監のわりには引きのカットのバランスが気になる画がちらほら。
ただ次回は青山先生降臨で海が舞台の話ということでいろいろと期待したいですね。
・・・うん、分かってる。プリキュアは健全な朝アニメだからね。水着は期待してないよ。
(カレンダーとか関連グッズに)切り替えていく。
余談ですが、サンシャインのときと比べるとビートはそんなチート的に強いとは感じないな。
まぁあまり過度に持ちあげすぎてもね、あとで帳尻が悲惨なことになりそうだし今のトコはこれでいいと思います。

もう許してやれよ・・・・

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テーマ:スイートプリキュア♪ - ジャンル:アニメ・コミック